Submitted Novels
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1長編 連載中 R15お気に入り : 7 24h.ポイント : 0
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3短編 完結 なしお気に入り : 2 24h.ポイント : 0
『人を好きになるのなんて、ほんの些細なことなんだよ』 親友の言葉が、頭の中、心の中でずっとこだましてる。 文字数 18,378 最終更新日 2023.8.9 登録日 2023.8.9 -
4長編 完結 R18お気に入り : 36 24h.ポイント : 0
男色の強く残る島─稲荷島。よその人には言えない、深くに根ざしている因習が残り続けていた。佐狐(さこ)家の末っ子に、仁神(にかみ)家の末っ子を差し出し、結婚と初夜を迎え、契りを交わすというもの。大昔、飢饉に合い、キツネに貢ぎ物を送ったところ、山や畑が豊作となったことから名残続けている風習だ。 今年の祭りの主役である仁神湊(にかみみなと)は、幼少の頃から好きな人がいた。それは結婚相手の佐狐拓郎ではなく、拓郎の兄である幸春(ゆきはる)だった。何かにつけて意地悪をしてくる拓郎に対し、いつもかばって優しく扱ってくれる幸春。好きになるのは当然だった。 秋になれば、儀式を行い、拓郎と初夜を迎えなければならない。けれど幸春を想う気持ちは増す一方。苦しむ湊、拓郎の想い、そして見えない幸春の感情。それぞれの出す決断──。 文字数 83,469 最終更新日 2020.10.20 登録日 2020.7.21