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アルファポリスで投稿されているBL小説のランキングです。
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1長編 完結 R18お気に入り : 10 24h.ポイント : 92
【壊れたアルファ】✕【恋愛トラウマ持ちのオメガ】 ――誘発フェロモンの出ないアルファは、視線と指先で支配する。 副題 欠損アルファは、実験体のオメガを愛しすぎている ※独自設定ありのオメガバースです。 ※完結・ハピエン確約です。 ※NTR要素はありません。純愛です。 アルファが支配する社会・ユニオス。 オメガは本来の発情周期を失い、アルファの誘発フェロモンによってのみ発情する“従属的な存在”と化していた。 オメガのユウは、恋愛に絶望していた。 初めての発情は、知らないアルファに襲われる形で経験し、 その後も、恋人になったアルファたちは、ユウの嫉妬を「重い」と言って去っていった。 そんなある日、ユウはオメガオタクの『変態』と噂されるセシル医師と出会った。 彼は告げる――自分はフェロモンが欠損した「壊れたアルファ」だと。 誘発フェロモンを出せず、オメガを発情させることすらできない。 そんな彼の傍にいると、ユウは初めて「自分」でいられた。 ――この人の傍にいたい。 でも愛されたいなんて言えないから、“実験体”になる契約を結んだ。 閉鎖された試験室。 完璧なアルファ・ラゼルの誘発フェロモンで強制発情させられ、理性を溶かされるユウ。 だが、その視線はセシルだけを求めていた。 その様子をセシルは冷静に観察している。 唯一の救いは、“ケア”だった。 発情した体を、セシルの手で鎮めてもらう。 それは、あくまで医療行為だった……はずだった。 けれど、足りない。 もっと触れてほしい。 “偽りでもいい、恋人のように。” ユウは、恋人やつがいでしか行われない「二種ケア」をセシルに懇願する。 それはフェロモンと性的接触でオメガを安定させる、本能レベルの支配だった。 「先生、恋人のフリでもいいから、“グルーミング”してください」 フェロモンのないアルファが、支配者として触れてくるとき、ユウは初めて理解する。 本当の支配は匂いではなく、視線。 そして優しい言葉が――その指が、僕を追い詰めていく。 文字数 73,120 最終更新日 2025.11.24 登録日 2025.10.31