愛生と周はルームシェアをしている。
愛生は年下の周のことを大切に思っていたし、周もまた愛生を慕っていた。
いつの間にか、二人の関係は甘く淫らなものへと変化していく。
―ーいつからだろう?
愛生にその頃の記憶はあまりなく、気が付けば周がそばにいてくれたのだ。
それだけが真実であり、幸福だった。
はず、なのに……。
誰かの面影が時折、愛生の思考を鈍らせる。
彼は一体、誰――?
そして周もまた、愛生に近付いたのには何か理由があるようで――?
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Rシーンっぽいところは★いれております。
文字数 48,158
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.10.1