Submitted Novels
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1短編 完結 R18お気に入り : 243 24h.ポイント : 184
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2長編 完結 R18お気に入り : 134 24h.ポイント : 14
「生存戦略! ちゃんと『フツーの子』に擬態するんだ」 いじめられていた少年は、気がつくと生まれ変っていて別の生が始まっていた。 断片的な過去の記憶。辛く悲しい前世の記憶。 次の人生は同じ轍は踏まないぞと、前世の自分とは違う生き方をしようとする。 だが、運悪く入学したのは前世と同じ高校で……。 前世の記憶、失われた遺書、月命日に花を手向ける教師。その先にあるのは……。 テーマ: 「断罪と救済」「贖罪と粛清」 関係性: 元カースト1位でいじめていた 影がある社会科美形教師× 元いじめられていた美術部平凡 生存したい前世記憶あり平凡 ※いじめなどの描写が含まれます。 かなり暗い話ですが、最後に掬い上げるような救済はあります。 ※夏芽玉様主催の現世転生企画に参加させていただきました。 ※性描写は主人公が未成年時にはありません。 表紙はpome様(X@kmt_sr)が描いてくださいました。 文字数 64,927 最終更新日 2023.11.19 登録日 2023.10.29 -
3長編 完結 なしお気に入り : 9 24h.ポイント : 0
放課後の教室で。何気なく拾った一冊のノート。 誰の? 名前も何もないノート。誰のものか確かめたくて、ノートを読んだ俺は、胸が苦しく切なく、泣きたいぐらい、ワケのわからない衝動に駆られる。 「読んだのか? これを」 慌てて戻ってきたノートの持ち主。クラスメートの桜町。 「頼むから、このノートのことは忘れてくれ」 そう懇願され、俺も忘れるつもりだったのに。 そこから、少しずつ、少しずつ。 友だち、五木と川成とバカをやるだけの日常が変わっていく。 ついさっきまで見てたはずなのに全く覚えてない夢。自分の体なのに、別の誰かが乗り移ったような動き。不気味な既視感。 歯車が軋んでズレていくように、俺のなかの何かが少しずつ変化してる――気がする。 「頼む! あのノートの小説、もう一回読ませてくれ!」 拝み倒し、どうにかノートを借りることに成功するも、桜町から「これはあくまでフィクションだから」、「読んだら内容は忘れてること」と念を押されて。 (……これって、まさか) 小説の内容と、掴むことのできなかった夢の記憶が、少しずつ重なっていく。遠いとおい昔、戦乱の世にあった、悲しい男女の物語。俺の身の上に起きた、遠いとおい過去の記憶。 (俺の前世って、まさか……姫?) 悲恋の片割れ、千寿姫。瞼を閉じるたびにまざまざと浮かび上がる姫の姿。胸に響く姫の心情。これで俺が姫じゃなければ、誰だったっていうんだ。 (ってことは、どこかにアイツも、どこかで生まれ変わってるのか?) 久慈三郎真保。姫の父親を殺した男。許嫁のいた姫を、領地と一緒に我が物にした、傲慢極まりない男。俺がここに生まれ変わってるってことは、アイツもこの世界のどこかいにるってことか? 千寿姫だった俺と、真保かもしれない桜町と。 前世の俺と、現世の俺と。前世のアイツと、現世のアイツと。 過去と今を巡る、新里千尋と桜町和真の物語。 文字数 87,541 最終更新日 2024.3.9 登録日 2024.2.11