昼はエセ神父、夜は魔物退治を生業とするエクソシストのナツオ。隔世遺伝によりヒトの両親から生まれながらも人外の力を持つナツオは、人の世界にも魔物の世界にも馴染めず、すっかりやさぐれていた。そんなある夜、滅ぼした吸血鬼の住処で幼いヴァンパイア、リリヤと出会う。美しく聡明すぎる彼もまた、同種のヴァンパイアたちから疎まれていたと言う。都合よく仲間たちが滅びて良かったと笑う彼に同じ孤独の匂いを感じ取ったナツオは、思わず彼に手を差し伸べるが――。
途中までおにショタ感ありますが、後半は大人になります。性描写(*マークつけてます)は大人になってから。※3年前にアルファポリスに掲載していたものを引き上げて、補完修正しつつFANBOXで連載していました。この度完結したので、こちらにタイトルを変えて完全版を掲載します。FANBOXには完結後のオマケが少しあります。
文字数 42,173
最終更新日 2025.4.9
登録日 2025.3.30