職場の先輩の栞川は、強面のせいで取引先で失敗してしまいヤケ酒をしていた。
そこに現れたのは、新人なのに仕事もできて愛想良し。
栞川とは正反対の見た目で人望の厚い藤帆だった。
酒がまずくなると席を立つ栞川だったが、酔いが回ってしまい藤帆に介抱されながらタクシーへ押し込まれ、気づくと見知らぬ室内にいた。
そこで栞川はふいに自分が勝てると思った勝負で藤帆に挑むことにする。
それは、どちらが先に達するのかという意味の分からない勝負だった。
+++
☆エブリスタ・こっこさん主催の企画のお話です。
文字数 9,726
最終更新日 2025.4.8
登録日 2025.4.7