男が戦いで名を残す時代、それが戦国時代という男の生き方である。
俺は頭に自身が無く、喧嘩だけで生きていけたらどんなに楽だろうと思ったか分からない。
だけど、己の身体に血が付着した時に初めて生きること怖さと尊さを感じた。
そんな時代に俺は来てしまった。そう、俺はこの時代の人間ではない。現世からいつの間にかタイムスリップをして来たのだ。
気付けば脇には常に刀を手には槍を持って戦場から戦場へと駆け回った。
これは俺と言う一人の男の長い長い時空を超えた戦いの物語である。
文字数 43,224
最終更新日 2022.10.31
登録日 2022.10.21