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1短編 完結 R18お気に入り : 18 24h.ポイント : 0
花が炎に燃ゆる時、炎は花に酔いしれる。神は宇宙の均衡を保つ為、陰陽五行を創造した。 神は宇宙を創造する際、森羅万象全ての均衡を保つ為、陰陽五行にエネルギーを分け給うた。 水・木・火・土・金。この五つにエネルギーを分け、一つ一つに命を吹き込んだ。そして神は、 五聖の彼らに宇宙の均衡を保つ事を任せた。 水を司る聖霊は『|水鏡《すいきょう》』 木を司る聖霊は『|花香《はなが》』 火を司る聖霊は『|火焔《かえん》』 土を司る聖霊は『|産土《うぶすな》』 金を司る聖霊は『|瑞玉《ずいぎょく》』 五聖はお互いに持ちつ持たれつ生かし合い、補い合い適度な距離でバランスを保つ。決して特定の者に深く想い入れたり、またその反対に激しく仲違いする事は禁じられていた。 すべては宇宙の宇宙の均衡を保つ為である。故に、理性的・冷静・合理的である男聖に全てを任せた。 花は炎に焦がれ、炎は花を愛した。水は花と炎を同時に愛し、土は水を愛した。金は仲間全ての幸せを願っていた……。 文字数 42,447 最終更新日 2019.11.18 登録日 2019.10.31