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1短編 連載中 なしお気に入り : 0 24h.ポイント : 370
これは、神に見捨てられた舞台の上で演じられる、「解体と結合の愛の迷宮譚」である。 ジャンルと呼ぶにはあまりに不純で、物語と呼ぶにはあまりに血生臭い。 敢えて分類を試みるならば、それは「背徳的ゴシック・ホラー」であり、同時に「耽美的な心中未遂の連鎖」でもある。 鏡が割れるたびに増殖する自分自身のように、物語は「愛」という名の執着を、解剖用メスで執拗に切り裂いていく。そこにあるのは、騎士と王子という神話的な対比を解体し、汚泥と化した肉体の中で再構築する、悪魔的なまでの「自己同一性の消失」だ。 これは、観客を想定しない見世物小屋の情景である。 愛し合う二人が、個体であることをやめ、互いの臓器を糧とし、境界線を食い破り、最終的には「一つの怪物」として完成することを目指す――そう、これは「終わりのない二人だけの密室劇」なのだ。 そこには、希望という名の出口は用意されていない。 あるのは、崩壊しゆく世界を背景に、毒の薔薇を撒き散らしながら踊る、永遠の葬列だけ。 したがって、この物語を愛する者は、観客ではなく、自らもまたその暗闇に溶け込もうとする「共犯者」でなければならない。 ようこそ。 ここは時計の針が錆びつき、午前四時で停止したままの、美しくも腐り果てた魂たちのための避難所である。 ※表紙にAIイラストを使用しております。 文章にはAIを使用しておりません。 文字数 17,540 最終更新日 2026.6.23 登録日 2026.6.23