10年前。
男手一つで息子を育てていた父親・月嶋朋也は、幼い子供だった月嶋湊を公園に置き去りにし、行方をくらませてしまう。
――止まない雨が降る寒い朝の事だった。
成す術もなく、ひたすらに父親を待つ湊の前に、端正な顔立ちをした1人の少年が現れる。
これこそが、後に二人の運命を大きく変える事となる月嶋湊と、久堂龍司の出会いだった―――。
「湊…俺がお前を幸せにする。誰よりも…誰よりも幸せに、大切にする…」
差し出される手をとり、湊を孤独から救ってくれた龍司。
そして、同時に暴かれていく朋也の異常な嗜好と龍司の過去、湊の失われた悲しみの記憶とは―…?
胸が苦しくなるほど切なくて甘くて苦しい、心から惹かれあった2人の運命は―――‥‥
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独占欲溺愛一途×健気一途
18禁表現有り・血表現、暴力表現有り、男女の絡み有り
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※この作品は、エブリスタ・小説家になろうにも連載しています※
文字数 211,954
最終更新日 2024.3.13
登録日 2023.4.13