Submitted Novels
-
1短編 完結 R18お気に入り : 20 24h.ポイント : 0
ボクは人里離れた地に別荘を購入した。隠されるようにあった地下へと降りていったボクを照らす淡い光と、耳に障る奇妙で淫靡な声。 不動産屋からの連絡で一旦は地下を出るも、会話の中で別荘の何気ない歴史が語られていく。 今から100年ほど前、劣等種オメガに対する差別がまだ色濃く残っていた時代の話。ささやかなご先祖様の英雄タンを聞き終えたボクは、改めて地下に残された水晶を見に行った。 球面に映るのは乱れるボクの姿。聞こえるのは、ボクの悩ましい声と見覚えのない男の快楽へといざなう言葉。 劣等種に良いように扱われることへ不快感はあったけど、そこを耐えて解決策を考えることにした。ボクの奪われた精神のために・・・。 文字数 9,887 最終更新日 2020.10.29 登録日 2020.10.22 -
2長編 連載中 なしお気に入り : 10 24h.ポイント : 0
◆中華風オメガバース異世界 ◆若干グロ表現あり(解剖ネタ等) ◆クトゥルー神話要素あり ◆変人元医者アルファ×新米役人オメガ 元は岐(き)を国号とする大帝国が支配していたが,現在は群雄割拠の戦国時代。 有力勢力の一つ,華氏の入り婿となり,同時に兵部卿(軍務大臣)に任じられ、異例の出世を遂げた共琅玕(きょう ろうかん、アルファ・攻)は、男オメガの新米役人、顔に酷い瘢痕のある紫翠(しすい・受)と運命の番として出会い、強引に彼を妾に迎える。 琅玕の別邸につとめる奉公人、オメガの王仁礼(おう にれい)が火事で焼け落ちた安宿で焼死体で発見されるが、紆余曲折を経てこの王仁礼が、岐の皇族・尖晶王家の落とし胤であることが判明。国力の衰退した岐は、皇族のオメガと有力勢力の者とを政略結婚させて同盟を結び、起死回生を図ろうとしている。 王仁礼は生存の可能性もあり、もし生きていれば彼が未来の皇帝の地位につくかもしれない。オメガ皇帝の婿候補には琅玕の名があがっていたが… 文字数 193,313 最終更新日 2023.4.9 登録日 2022.12.12