Submitted Novels
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31長編 完結 R18お気に入り : 171 24h.ポイント : 0
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32短編 完結 R18お気に入り : 18 24h.ポイント : 0
もし、自分が好きになった相手が――身近な存在だとしたら? それが手の届かない存在で……好きになってはいけない相手だと判った時、どんな選択肢が残るだろう。 両親の仕事の都合で、俺たち兄弟は一つ屋根の下、二人暮らしをしている。 兄の日景。そして俺が弟の日向。互いに顔だけはそっくりなのに、性格はまるで正反対。 日向はお人好しで誰にでも優しい。そんな姿に苛立ち――だからつい、したくもない喧嘩ばかりしてしまう。 けれど、その日は違っていた。 一方的に喧嘩をして学校で別れるまではいつものこと。 なのに、同じ部活の友人から日向が告白されていたなんて話を聞いてしまったのがいけなかった。 「神様、頼むよ……」 自分ではどうしようもない感情が、想いが、ただただ胸を締め付ける。 「どうか、この想いを消してくれ……」 気づかないままでいさせて欲しいと神様に願った筈なのに――目を覚ますと何故か互いの身体が入れ替わっていた。 朝の出会いはサイアク。入れ替わった理由も原因不明。気まぐれな神様の悪戯だとしたらタチが悪い……! そんなこんなで、入れ替わった身体のまま過ごすことになった秋の休日。 戸惑いと苛立ちを互いにぶつけ合いながら、押し込めていた本心(おもい)を暴露した瞬間、 「日向のこと、もっと教えて」 迫ってくる日景の言葉に抗えなくなった俺は思い知らされる。 日景も俺のことをどう想っていたのかを……。 双子(きょうだい)どうしの入れ替わり。相反する想いの先に生まれるパラドックスとは――? 文字数 20,414 最終更新日 2021.10.16 登録日 2021.10.16 -
33長編 完結 R18お気に入り : 7 24h.ポイント : 0
souls gateの柊と楠の話中心。梛木がゲーム「souls gate」を作るまでのことも併せて。 生まれつき目付きの悪い、黄色に近いシトリンの瞳のせいで周りの人から敬遠されていた楠が半ばやけくそみたいに飛び付いたのは、ゲーム会社「TAKAMAGAHARA」のスカウトだった。 だけど、このスカウトの基準は学校一成績優秀って情報ではなかったようだ。 因縁付けられ売られた喧嘩、全戦全勝。‥これがスカウトの決め手だったって‥? どうも、「TAKAMAGAHARA」は普通の会社じゃないらしい。 それも後から知ったことで、ホントに深く考えることもなく家を出た楠は、途中で、途方に暮れる家出青年・柊を拾った。 目を惹く非凡ではない容姿は‥だけど、その時楠の目には入らなかった。 「顔細胞(※人の顔を見分ける細胞)が欠如してる」 って日々断言する楠は、「どうせ見ても同じだ」「声や話の内容を覚えれば人の識別くらい可能だ」と人の顔を見ない。 だけど人に興味がないわけでは無い。 いつもは見掛けで判断され敬遠されることが多いものの、楠は誰にでも優しく誰にでも親切な青年なのだ。 「こんな‥どうみても問題だらけの人ほっとけない‥」 これが柊との出会いの総てだった。 一方、問題だらけの柊の楠に対する初印象は特に何もなかった。着の身着で出て来て、お金もない、家に帰るって選択肢もない。本能的にこの男しか自分は今頼れるものはいない‥! そう思っただけ。 だけど、この男は‥今まで会った誰よりも一緒に居ると安心できる‥。離れたくない‥。 幸いお人好しな楠が柊を見捨てることはなかった。 不遇な生い立ちのせいで、今まで感じたことのなかった安心感、多幸感‥それを与えてくれている今の生活は全て楠のおかげ。楠がここに連れて来てっくれたから。‥柊が傍に居てくれるから。 柊の楠に対する想いは、単なる感謝ではなく、執着に変わりかねない‥危うい恋心に変わっていった。 一方の楠も、「TAKAMAGAHARA」での新たな暮らしに満足していた。初めて自分を嫌悪しない仲間との何気ない会話、そして楠はそこで自分の正体を知る男に出会う。 今まで気にかかっていたこと。 異常なまでに雨男なこと‥そして、自分と目が合った人間がまるで凍り付いたように一瞬固まること。(そのおかげで喧嘩に全勝していたともいえる) 楠の正体とは? その男は何者なのか? そして、柊の恋の行方は? ということだけを書いていきます。(「TAKAMAGAHARA」の話はまた本編で‥) 文字数 126,266 最終更新日 2023.12.28 登録日 2023.10.8 -
34ショートショート 完結 R18お気に入り : 15 24h.ポイント : 0
ブログに掲載した短編です。 文字数 1,161 最終更新日 2018.3.3 登録日 2018.3.3 -
36短編 完結 R15お気に入り : 95 24h.ポイント : 0
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37長編 連載中 R18お気に入り : 13 24h.ポイント : 0
「ねぇ、お兄さん。 ちょっとだけお金くれない? その代わりなんでもするからさ」 それが間違えた選択だと知ったのは その後だった。 大きな門に立派な家…。 お金持ちを捕まえたとウキウキしたのも 束の間…。 「お帰りなさいませ!若!」 何人もの男が頭を下げ そこを王のように通る男…。 若と言うのはヤクザの事なのか…。 いや、それ以外ありえない。 「さて、どうする?」 選択肢を与えられた 俺は頷きついて行くことしか出来なかった。 文字数 1,998 最終更新日 2021.4.1 登録日 2021.3.30