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121短編 完結 なしお気に入り : 7 24h.ポイント : 0
「あるだろう、優等生サマ。誰にも言えない……それでもお前を苛み続ける、秘密とやらがさ」 学校一の秀才。成績優秀、容姿端麗、T大合格の最有力候補――そんな風に騒がれる倉持涼貴には、秘密があった。それは、D組の人気者、涼貴がマネージャーを務めるサッカー部のエースストライカーである倉持勇次郎。同性であるはずの彼に、ひそかに想いを寄せてしまっていることである。 そんな涼貴の前に、ある日突然現れた筋骨隆々な美丈夫。彼は自分自身を悪魔と呼んだ。 涼貴をずっと見ていたという彼は、涼貴にピンクの薬の入った小瓶を渡して言う。 『お前の好む人間の写真と名前を用意して、その液体をふりかけるだけでいい。そうすれば……そいつはお前の虜になる。……優等生サマには、その心がどうしても欲しい人間がいるはずだ。お前をずーっと見ていた俺様は知っているぞ、ぷくくく……』 悪魔の惚れ薬――そんなろくでもないものを手にしてしまった涼貴。 同性の、王道のやり方では絶対に叶うことのない恋の相手を前にして、涼貴が選んだ選択とは。 文字数 13,895 最終更新日 2020.10.8 登録日 2020.10.6 -
123長編 完結 R18お気に入り : 144 24h.ポイント : 0
IT大手企業の営業部エースの池山和基は容姿もトップの人気者だ。 ただし、彼は酒に酔うとキス魔になるという欠点があった。 顧客の無理難題をSEたちとの協力のもとになんとか終え、お疲れ様の飲み会で盛り上がりすぎ、うっかり後輩の江口耕を押し倒してキスをし、そのまま意識を失ってしまう。 そして目覚めた朝。 とんでもない失態を犯したことに気づく。 周囲を巻き込むドタバタBLです。 (平成半ばの古き良き時代の香りがします。ご容赦を) 登場人物が膨れ上がりスピンオフがたくさんあります。 『楽園シリーズ』と銘打ち、その一番最初の話になります。 HP、pixiv、エブリスタ、なろうに公開中。 ※2021/10/8 関連する話を追加するために完結済みを取り下げて連載中に変更し、三話挿入してまた完結に戻しました。 時間軸の関係上、そのほかの江口×池山のイチャイチャは『ずっと、ずっと甘い口唇』の方に 掲載します。 文字数 91,349 最終更新日 2021.10.8 登録日 2021.9.19 -
124短編 完結 R18お気に入り : 60 24h.ポイント : 0
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125短編 完結 R15お気に入り : 5 24h.ポイント : 0
僕は帰宅途中に、タヌキのような生き物と出会った。その場の流れで、うちに招いてお茶とお菓子を振舞ったのだが、それに気を良くしたタヌキ君(勝手に名付けた、僕の中だけの呼び名)に「願い事ひとつ叶えてやる!」と言われた。タヌキ君はどうやら偉大な魔法使い――っぽい。僕の願い事は「あいつになってみたい!」だった。校内の人気者であるあいつが、毎度毎度、僕をからかってくる理由を知りたかったから。そんなこんなの、僕とタヌキ君とあいつの話。 文字数 6,769 最終更新日 2016.9.4 登録日 2016.9.4