その桜は、ただそこにあり、時代の移り変わりを見つめ続けていた。
男たちは、ただ恋に落ち、純粋に愛し合っていた。
しかし時代は変わり、彼らが恋人としてつきあうことは、後ろ指をさされる行為へと変化する。
そして医師である恋人は軍医として戦地へ向かうことに……。
その事実を知った病弱な男は、恋人と最後の逢瀬を重ね、真夜中の神社に咲く桜を見に行った。
※この小説はエブリスタからの転載となります。
妄想コンテストの参加作品です。
文字数 3,862
最終更新日 2025.4.13
登録日 2025.4.13