Submitted Novels
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122長編 連載中 R18お気に入り : 7 24h.ポイント : 0
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123長編 連載中 R15お気に入り : 1 24h.ポイント : 0
かつて、この世界には大きな戦争があった。世界を巻き込んでの大戦だ。 後の世で、この戦は『太古の大戦』と呼ばれるようになる。 肥沃大地ラーデ大陸を巡って、数多くの国々が争い、勝ち、敗れ、分裂し、併わさり、血で血を洗い、権謀術数の限りを尽くし―――秩序を失った。 人口はみるみる減っていった。戦争が始まって100年が経った頃には、戦争が始まる前と比べて、3分の1以下の人口しか生き残っていなかった。 しかし、人間には、もはや争いを止めることは困難だった。 そこで困ったのが、この世界を作った創造主。後の世に、最高神と畏れ敬われる存在である。 最高神は人間が絶滅しないように(暇つぶしがなくならないように)、眷属たる神人のうち最も信頼する二柱の神に人間界へ下るよう命じた。 二柱の神は最高神の命を受け下界へ下り、一人の青年と出会う。 この青年が、後に世界を統べることになるラクソリス帝国初代皇帝その人であった。 青年は二柱の神の力を借り、世界各地で起こる争いに次々と終止符を打っていった。 そうして、最高神の思惑通り、世界から戦争は消えた。 青年は、人類の歴史上初めて世界を統べる者、皇帝となった。 二柱の神はその後天界へと帰ったが、皇帝の権威は揺るぎないものとなっていた。 世界から戦争は消え、人々は平和を取り戻した。 それから約1000年。初代皇帝の英雄譚が「建国記」の名で伝説化されてしまった頃のこと。 相変わらず平和を甘受しているラクソリス帝国の国民だったが、ここ100年ほど、太古の大戦に比べれば可愛らしいものであるものの、だが確実に大きな脅威にさらされていた―――。 戦争が起きない代わりに【賊】が蔓延るようになった時代。 ラーデ大陸北西のある港町には、ラ・メジャーネル海の海賊に『黒き悪夢』として知られる【賊狩り】がいた。 多くの人々に囲まれながらも亡き相棒の面影を追い続ける孤独な【賊狩り】と、 その【賊狩り】に買われた訳あり【奴隷】姉弟、海賊に使われていた乞食の少年、大罪を犯した前世の記憶を持つた廃皇子、そしてそれを取り巻く群衆の物語。 ※ BL風味。初めの方は全く(?)その気配はありません。 【賊狩り】さんとその相棒の生まれ変わりの皇子、そこに横恋慕する(というより憧れを抱く)【奴隷】少年(後に青年)。 勢いだけで書いてますので、今あるストックが切れたらマイペースすぎる更新になります。 文字数 54,607 最終更新日 2022.1.7 登録日 2021.12.6 -
124長編 完結 R18お気に入り : 58 24h.ポイント : 0
「我が名はアシュレイ。仕えるべき主を求め、彼方西の海上の国よりこの地に参った」 片目だけ魔女の紅い眼を持ち忌子として疎まれて育った王子ニコデムスは、ある月夜に城内の庭園を従者のイェルクと散策していた。 そこに長く波打った黒髪と褐色の肌、金の瞳を持つ男が舞い降りた。 彼は500年以上生きている吸血鬼、アシュレイ。 かつて七つの国を束ねた皇帝に仕えていた。 迫り来る戦いに、ニコデムスとアシュレイは如何にして立ち向かうのか。 そして二人に芽生えた、主従や友情を超えた絆の行方は──。 吸血鬼×少年王の戦記ファンタジーBL。 文字数 146,483 最終更新日 2019.8.10 登録日 2019.7.11 -
125短編 完結 R18お気に入り : 16 24h.ポイント : 0
隣り合う国、ヴァルト帝国とクリミナ王国。かつて帝国は一つの国であり、魔王ヴィルヘルムが治めていた。だが聖戦により神々が魔王を討ち、クリミナ王国が誕生した。現在は隣同士仲が良いが、千年前、魔王に仕えていたリーデンベルク家の末裔達が魔王を復活させ王国全土を支配しようとしていたが、それは失敗に終わった。心優しき皇帝アルベルト=フォン=ヴュルツブルクに取り憑いた魔王ヴィルヘルムと英雄オスカーの死闘はオスカーの勝利に終わったが、魔王を封印する為器であるアルベルトとオスカーは共に永遠の眠りに就いた。クリミナ王国では多大な犠牲者が出たが、これで帝国の脅威に怯えることは無くなった。そして現在、子供達は千年前の悲劇を二度と起こさないよう士官学校でお互いの国について学んでいる。だがそんな中、帝国では魔王復活の儀式が密かに執り行われていた。再び魔王が支配する世界を夢見て。 文字数 117,568 最終更新日 2023.8.30 登録日 2021.3.15 -
126長編 連載中 R15お気に入り : 71 24h.ポイント : 0
Ωであることをかくしβとして生きてきたリュゼ。一年に一度のモイラの祭典で、リュゼは発情期でもないのに突然発情してしまった。 ーーーーーーーどうしていきなり発情なんかッッ⁉︎ーーーー 突然の発情にパニックになっていたリュゼは自分を見つめる鋭い視線に気づかなかった。 ??「まさかあいつが、俺のーーーーーーー」 ※処女作です。誤字脱字に気づいた方、ここおかしくない?と、思った方、ぜひ教えてください!できる限り修正していきます。 ※誹謗中傷はおやめください。作者のガラスのハートが粉々に砕け散ります。 文字数 1,378 最終更新日 2020.8.13 登録日 2020.8.12 -
127長編 連載中 なしお気に入り : 9 24h.ポイント : 0
◆中華風オメガバース異世界 ◆若干グロ表現あり(解剖ネタ等) ◆クトゥルー神話要素あり ◆変人元医者アルファ×新米役人オメガ 元は岐(き)を国号とする大帝国が支配していたが,現在は群雄割拠の戦国時代。 有力勢力の一つ,華氏の入り婿となり,同時に兵部卿(軍務大臣)に任じられ、異例の出世を遂げた共琅玕(きょう ろうかん、アルファ・攻)は、男オメガの新米役人、顔に酷い瘢痕のある紫翠(しすい・受)と運命の番として出会い、強引に彼を妾に迎える。 琅玕の別邸につとめる奉公人、オメガの王仁礼(おう にれい)が火事で焼け落ちた安宿で焼死体で発見されるが、紆余曲折を経てこの王仁礼が、岐の皇族・尖晶王家の落とし胤であることが判明。国力の衰退した岐は、皇族のオメガと有力勢力の者とを政略結婚させて同盟を結び、起死回生を図ろうとしている。 王仁礼は生存の可能性もあり、もし生きていれば彼が未来の皇帝の地位につくかもしれない。オメガ皇帝の婿候補には琅玕の名があがっていたが… 文字数 193,313 最終更新日 2023.4.9 登録日 2022.12.12