Submitted Novels
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91長編 完結 なしお気に入り : 9 24h.ポイント : 0
昭和中期、戦後、東京。 坂上啓は、普段は眼帯で片目を隠して生活している。 常人には見えない不思議な景色を見ないようにするためだ。 書道家の祖父、標文の家から、都内の美術専門学校に通っている。 絵画の師である高梨英介に尊敬以上の想いを寄せるも、自分に自信が持てず、恋心を伝えられずにいる。 見える景色が何を意味するのか、描くことで答えを見つけようとするが、わからない。 その悩みをよそに、啓の描いた油彩画は高い評価を受ける。 ある日、高梨の叔父であり、画廊を営む北原諭介に、啓の絵を画廊に置きたいと商談を持ちかけられる。 啓と同じように右目を隠す北原は、人形の様な美貌を持つ不思議な男だった。 初めは北原を警戒していた啓も、北原の姪、愛子と親しくなる内、徐々に打ち解けていく。 一方、啓の親友、飯田和美の義兄で刑事である飯田無流は、体の一部を切り取り持ち去る連続傷害事件の捜査に奔走していた。 そこに“連続珍猫行方不明事件”を追って聞き込みをする、新聞記者の椎名八重に出くわす。 二つの事件は関係している? 啓の体質と、絵画が示す、事件解決の糸口とは――? 文字数 69,384 最終更新日 2021.10.31 登録日 2021.10.22 -
93短編 連載中 R15お気に入り : 10 24h.ポイント : 0
年上の伯父さん( 受 ) とワンコ系 年下( 攻 ) の 年の差 恋愛 甥である平良楽は叔父である郡司の事が好きだけれど… 猛アタックした所で子ども扱いされるばかりで 文字数 1,291 最終更新日 2020.8.11 登録日 2020.8.11 -
94短編 完結 R18お気に入り : 13 24h.ポイント : 0
ケーキであるヴィクトルは、ずっとフォークである叔父のアーデベルトに『食べられたい』と願っていた。 ところが、アーデベルトは適当な理由をつけてなかなか受け入れてくれない。 そんなアーデベルトに業を煮やしたヴィクトルはついに強硬手段に出る。 「ケーキの俺は異世界でスパダリ公爵様に溺愛されている」のスピンオフです。 元の読んでいなくても問題ありませんが、ご興味があればぜひ読んでみてください! ※このお話はケーキバースの設定をお借りしています 文字数 9,610 最終更新日 2023.9.16 登録日 2023.9.16 -
95長編 完結 R18お気に入り : 44 24h.ポイント : 0
トリスは幼少期から叔父のガイアに想いを寄せていた。だがガイアは親友ザグの恋人と政略結婚をし、辺境伯となる。軍人を目指し養成所で暮らしていたトリスは想いが叶わないことにイラついて何もかもに反発した。貴族に生まれ将来安泰なはずのトリスの未来が狂って行く。 ※注意事項 (箇所指定なし) R18、性表現、暴力、薬物使用、道具使用、女性と絡む行為、あります。 主人公を苦しめて行くお話なのでご注意下さい。最後には救います。 貴族とか軍のあれこれとか苦手です。いろいろ目を瞑って頂けるようお願いします。 全22話 文字数 51,331 最終更新日 2021.9.22 登録日 2021.9.1 -
96ショートショート 完結 なしお気に入り : 8 24h.ポイント : 0
叔父の笑顔を見ると、僕はすごく胸がドキドキするんだ。 どうしてだろう... 子供の頃からおじさんを見るだけで胸がトキメキ、膝の上にお座りすると胸が張り裂け 文字数 1,104 最終更新日 2021.6.5 登録日 2021.6.5 -
98短編 連載中 なしお気に入り : 4 24h.ポイント : 0
桜を見ると思い出す、叔父と過ごした穏やかで、温かくて、幸せだった日々を 叔父から譲り受けたロールピアノと共に僕は生きていく 彼が教えてくれた宇宙の音を今度は僕が世界に落していくのだ 「大好きだったよ、叔父さん」 今は亡き愛しい人の名前は春風に消された かつて叔父の身体を蝕んだ花吐き病、桜 憎らしい桜、だが美しい 僕は桜散る街道を1人、歩いていく 「草々不一、だね」 伝えられなかった言葉は音にて贈られるのだと、彼はそう言った 草々不一、後悔の念 伝えられずに消えた言葉は桜と共に そう。これは僕と叔父の気づくことの出来なかった恋の物語 文字数 3,246 最終更新日 2019.9.9 登録日 2019.9.8