Submitted Novels
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331短編 完結 R15お気に入り : 23 24h.ポイント : 0
不動産会社に勤続して五年が経過し、後輩の育成にまわる様になった石崎 秀一(いしざき しゅういち)は、中途採用された後輩の篠宮 湊(しのみや みなと)と意気投合し、ルームシェアを始める。 しかし、秀一は借主であるのをいい事に、そのマンションが事故物件である事を湊に黙っていた。引っ越し作業が順調に進む中、秀一の前に一人の青年、レイジが現れる。 青年は驚く秀一を尻目に勝手に部屋へと押し入ると、そのマンションに纏わる憂いを綺麗さっぱり消し去るという荒業をやってのけた後に、自分は湊の恋人であると自らを紹介した。それから秀一に懐いたレイジの暴虐無人な行動はエスカレートしていき、頭を抱える秀一であったが、ある時レイジと出掛けた先で湊が女性社員と仲睦まじくラーメン屋の行列に並んでいる所を目撃してしまう。 すると、レイジがその女性社員に向けて不思議な行動を取り始めて・・・ ❇︎R15表現有り。軽くホラー。短編。 文字数 28,027 最終更新日 2022.8.9 登録日 2022.8.8 -
332長編 連載中 R18お気に入り : 23 24h.ポイント : 0
『ファンタジー世界で繰り広げられる、ショタ同士のいちゃラブ冒険記』 ショタコンをこじらせた一人の青年は、心機一転女装しショタとお近づきになろうと目論んでいた。覚悟を決めて家の扉を開いた彼はしかし、外へと出ることはなかった。 落ちる身体、現れる謎の存在。摩訶不思議な力によって恋焦がれていたショタの身体を手に入れたショタコンは、ファンタジーとしか形容出来ない世界で何を為すのか。 ショタコンの魔の手がショタへと迫る。けれどなんやかんやショタ達を救っていく物語。 【序章】主人公×幼馴染 【一章】主人公×ケモミミ少年 ←現在執筆中。 ※プロローグは現実世界ですが、第一章からは人外系含むファンタジーショタとのえっちな物語になります。 ※現在週一更新、モチベーションや評価によって頻度変更の可能性あり。 ※ムーンライトノベルスで先行公開 文字数 19,689 最終更新日 2021.4.16 登録日 2021.4.12 -
333長編 完結 R18お気に入り : 54 24h.ポイント : 0
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334短編 完結 なしお気に入り : 8 24h.ポイント : 0
ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』を下敷きにしてフランス民話アレンジを加えたBLです。『不思議の国のアリス』の小ネタも少しあります。 恋人のクレマンになかなか素直な態度を取れないことに悩んでいたアシルは、鏡を通り抜けて不思議な世界へ迷い込む。恋人に瓜二つの男カルマンに案内され、彼は奇妙な「視察」の旅に出た。 五話完結です。 文字数 21,627 最終更新日 2022.10.31 登録日 2022.10.27 -
335ショートショート 連載中 R15お気に入り : 8 24h.ポイント : 0
私の学校にいる不思議な先輩。 その先輩はいつも変な行動をしているから、見ていて飽きない。 そんな先輩を観察する、私のお話。 ゆる~いお話です。 ゆる~く読んでください♪ 文字数 3,519 最終更新日 2019.7.19 登録日 2019.7.16 -
336長編 連載中 R18お気に入り : 16 24h.ポイント : 0
捨てられた子供朔が不思議な銀色の犬(?)じーちゃと出会い、家族ができ、そのじーちゃに溺愛されるまでのお話。 文字数 61,294 最終更新日 2022.11.5 登録日 2022.5.14 -
337短編 完結 なしお気に入り : 16 24h.ポイント : 0
とりあえずの、登場人物紹介があります。 日元 葵 時間にも性別にもとらわれない存在。 守護職の上司的な存在。神出鬼没であり、 糸引き役をしたり、嫌な役回りもこなす。 血も涙も無いわけではなく、誰よりも感受性は強い。 世情が落ち着き始めた頃に、やっと心許せる相手が 現れたので、近年は平穏に暮らしている。 神と人間との間に生まれた。神格を持ち合わせているため、ほぼ不死。 髪は、カラスの濡れ羽色。瞳は、紫色(感情の高まりによって色の変化あり) 軍に属していたり、地獄にも出入りしたり、図書館の司書をしたり。人望もあるが、史実に関わった事がバレ無いように暮らしている。 エスカデとの出逢いで、人生が大きく変わってしまった。 エスカデ 葵が唯一心を許した医師。 身長181cm程あり、 ブロンドヘアに碧眼、眼鏡を掛けている。 見た目は残念で無いのに中身が残念な、ただのイケメン医師。葵に一目惚れしてしまい、うっかり道を誤りかけた。たった一枚の写真だけを頼りに移住を決意をした。押し掛け夫。 橘家 國有数の財閥。 元は、華族。 造船技術はトップクラス。 製薬会社も所有している。 表向きの化学技術ばかりでなく、オカルト傾倒な裏面も持った研究施設がある。 1度葵が婿養子に入った家でもある。 葵は、橘 葵を名乗っていた時期も数年あるが 離縁後に妻は地方に嫁いでいる。 橘 蓮(20) 葵の義理の弟。 とても繊細で、動物の心がわかる不思議な能力を持った橘財閥の次期当主。 天真爛漫で、自由。 葵ともいまだに仲がよく、船の話で盛り上ったりする。 血の繋がらない、兄(養子)がいる。 橘 焔(20代半ば) 橘財閥の次期当主として、とある研究所から連れ出された蓮の兄。 程無くして、橘家にも蓮が誕生したため、自らを蓮の身の回りの世話役として欲しいと蓮の父に直訴した。橘財閥の化学研究所で、新薬の臨床実験を受けていた。 生家が貧しかった為、研究所の近くに乳飲み子であるにも関わらず置き去りにされていた所を数人の研究員に保護された。 薬の影響で髪が所々白髪混じり。 利発で、行動力がある。 蓮を大切にしており、実の弟と思っている。 この話での主人公は橘兄弟です。 文字数 12,265 最終更新日 2021.9.18 登録日 2021.8.29 -
338長編 完結 R18お気に入り : 40 24h.ポイント : 0
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339長編 完結 R18お気に入り : 37 24h.ポイント : 0
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340長編 連載中 なしお気に入り : 39 24h.ポイント : 0
どこか人に対して無関心ながらも、情に流されやすい人間味を持つ主人公、保栖。 多感な時期をやんちゃして過ごした彼はとある男子高校に入学した。 如何にして彼が彼になり得たのか、彼を取り巻く不思議で歪な環境を彼の高校生活と共に見てみよう。そんな小説です。 王道より茨道、いや、獣道を行く作者の不良モノをテーマにした小説。 名前 保栖 雪嶺 ほずみ せつれい 年齢 15歳 高校一年生 身長 173cm その他 誕生日は2月29日 AB型 ※この物語はあくまでもフィクションです ※似たような作品が存在するかもしれませんが、決して他の作品のパクりではありません ※学園不良モノ ※微BL ※カプなしのオチなし予定 ※主人公愛され傾向 ※微ギャグあり、シリアスは程々 文字数 21,054 最終更新日 2021.2.11 登録日 2020.12.21 -
342長編 完結 R18お気に入り : 13 24h.ポイント : 0
見た目に自信がない大学生の鳥藤智嗣(とりふじさとし)は人付き合いが壊滅的に悪かった。 そんな彼が、初めて心が震え、一緒に居たいと思う人と出逢う。 だが、彼のネガティブな性格のせいで声を上げる事が出来ず、何も進展が起きない。 落ち込む智嗣の前に、突如「オニキス」と言う名を冠した銃のような物体が現れる。 奇跡にも似たその得物との邂逅により、彼の人生は大きく変わろうとしていた。 これはそんな彼の人生の一幕に寄り添う日常のSF(少し不思議)なお話。 文字数 33,594 最終更新日 2022.10.10 登録日 2022.7.7 -
343長編 完結 R18お気に入り : 16 24h.ポイント : 0
19世紀の初頭、みんなエジプトのミイラに夢中だった頃、オレの親父はハノイの密林に眠る遺跡達に夢中になっていた。 あの時、俺は恐ろしい目に遭ったあの場所へ、もう一度行く決意を固めていたのだが、それは何かを引き換えにする事になるかも知れなくて…。過去の秘密に立ち向かう主人公は男にだらしない男だが、心には一途に思う人が居た。それは美しい紫の蝶。 19世紀初頭の仏領インドシナ(ベトナムのハノイ)が舞台のファンタジーでBLです!東洋のパリとも謳われた不思議な街を想像しながら読んで下さると嬉しいです。 文字数 211,352 最終更新日 2022.6.28 登録日 2021.7.10 -
344短編 完結 なしお気に入り : 1 24h.ポイント : 0
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347短編 完結 R18お気に入り : 8 24h.ポイント : 0
スリをして日銭を稼いでいた山口志路は、ある日突然異世界に召喚され、召喚者(エイダン)であるシロ・イクバヤとして暮らすことになった。そこは一人一人が「アーガの葉」と呼ばれる不思議な木の葉の模様と一対になった特殊能力を持ち、エルフと共生する世界。異世界に飛ばされてきてから仲間となった弓師のシュトロウ、「はじまりのエルフ」ネリと共に、もう一人のエイダンが企てた戦争が起こるのを未然に防いでからというもの、ひなびた村で元の世界とはかけ離れた穏やかな生活を送っていたシロだったが、おかしな現象が起こり始める。それは二度と戻りたくないと思っていた「元の世界」に戻る前兆だった。シロとシロの仲間たちは、この世界に留まるための新しい旅に出る。 文字数 59,291 最終更新日 2021.10.29 登録日 2021.7.22 -
348短編 完結 なしお気に入り : 8 24h.ポイント : 0
少し前から俺はユメを見る。 毎日同じ夢。 でも、普通の夢よりもずっと体の自由が利く。 歩こうとすれば歩けた。 風の匂いも、草木の揺れる音も。 夢のはずなのにまるで現実のようだった。 ただ、それが夢なんだってわかるのはいつもその夢から覚めると俺はベッドの中にいるから。 そんな不思議な夢の中で俺は、一人の少年と出会う。 これは、その少年と俺の、夢をきっかけに始まる恋のはなし。 ●注意事項 急性骨髄性白血病(AML)についてのことが少し出てきます。 しかし、作者はこの病気についての知識は基本しかありません。 なので、少し「?」となるところがあるかもしれませんが、生温かい目で見てくださると嬉しいです。 表紙はトワツギ(@towathugi)さんのフリーイラストを白黒にして使用しています。 こちらの作品はエブリスタの方で完結済み作品になります。 そのため、更新は毎日3ページずつ行います。 追加要素などないので、もし先を読みたい方はエブリスタな方で閲覧してください。 文字数 21,649 最終更新日 2022.6.10 登録日 2022.6.5 -
349長編 連載中 R18お気に入り : 20 24h.ポイント : 0
○出会い編 魔法学校を卒業したルウは、一流の魔法使いであるガルバナムに弟子入りすることになった。魔法薬を作る以外に取り柄のないルウだったが、一風変わった魔法薬作りを本人は楽しんでいる。ある日、ガルバナムの家にある開かずの間を開けたことから、ガルバナムはルウに一目置くようになる。無愛想なガルバナムと無邪気なルウは、相手にあって自分にないものに気づきながら、互いを意識していく。 ○水中花壇編 森が初夏を迎えたある日、ルウは水中花壇に興味をもつ。そこは、植物採取は禁じられていたが、花の色の採取は可能だった。色の採取のため、ルウはガルバナムから水玉をつくる魔法を教わる。初めは上手くいかないルウだったが、魔法を習得したとき、ガルバナムの魔法の秘密に気づく。 ○杪夏の風編 ガルバナムの家に、ガルバナムの友人フェンネルが訪ねてくる。ルウは、フェンネルからガルバナムの話を聞いたことを機に、ガルバナムとの恋人関係に自信を失ってしまう。その後、友人や森の仲間と過ごす時間を得るが、ルウの気分はなかなか晴れない。そして、一人で解放の木に向かったルウは、自分の心と向き合い、自分だけの答えを導き出す。 ○ビンドの収穫祭編 魔法薬作りでスランプに陥ったルウは、ガルバナムの提案でビンドへの帰省を決める。帰省にはビンドに思い出があるガルバナムも加わり、ルウは家族と共に収穫祭へ。幼いきょうだいや祖母と賑やかに過ごすものの、そこにルウ達の両親はいない。ガルバナムはルウの小さいきょうだいとも仲良くなるが、ルウはそれを嬉しく感じながらも、複雑な思いが芽生えるのだった。 文字数 126,612 最終更新日 2023.11.30 登録日 2022.12.4 -
351長編 完結 R15お気に入り : 148 24h.ポイント : 0
そこは神が数多く存在し、人々と交わって暮らしている地。 神々の加護があふれる広大な砂漠の国で、踊り子「アリス」は仲間とともに各地を旅していた。 ある日立ち寄った村でアリスは「尊き方」と呼ばれる不思議な男ルーと出会う。 はじめは好奇心でルーに近づいたアリスだったが、高貴な身分のはずなのに穏やかで世間知らずなルーに、いつしか別の感情を持つようになっていく。 しかし二人は立場が違いすぎた。アリスは手が届かない相手とルーを諦め、村を去り姿を消してしまう。 そんなアリスには大きな秘密があって────? 文字数 138,025 最終更新日 2022.9.30 登録日 2022.8.26 -
352長編 連載中 R18お気に入り : 146 24h.ポイント : 0
※どうしても描きたくなってしまって……他のが完結してないのにまた手を伸ばし始めました。 表紙は物語を書き始める前にフライングで出来上がりました。馬鹿ですどうも、よろしくお願いします。 要素 総愛され/無自覚/愛されたがり/タチからもネコからも/好かれ体質/素直なだけなのに奇跡的に善人レッテル貰えた/名家の次男/親衛隊を愛してる/王道は1人目の友達/Fクラスは癒し/R18は保険 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 面倒事が嫌いで欲望に忠実な主人公、 生徒会書記を務める桜井 那希斗。 彼は名家、桜井の次男。 物心着いた頃には政略結婚だった両親は別居状態で、多忙でなかなか帰ってこない母親と数人の使用人達とで広い家で暮らしていた。 寮入りする中等部までをそんな家で暮らした那希斗は…… ──至って普通に愛されていた。 なかなか顔を合わせられず冷たい顔立ちの無表情な母親は、淡白だが那希斗を人並みに愛しており那希斗もそれを理解していた。 那希斗は愛想のいい使用人に育てられたからか、母親と違い穏やかな雰囲気の子供に育った。使用人と仲が良く、名家の為お金にも困らず、欲しいものはすぐに手に入る。 何不自由ない生活。 しかし寂しがりの節があった那希斗はどこか満たされない気持ちで、心の渇きを感じていた。 そんな時、中等部に入った那希斗は街で不思議な人に出会った。しかし、彼の名前も顔もほとんど分からない。ただ澄んだ真っ直ぐな黒い瞳だけが記憶に残っていた。 次第に再会など叶うはずのない彼のことも忘れていき、時折ふとした瞬間に思い出す程度になっていた。 しかし…何かが足りない、あと何かがあれば全部揃うのに。那希斗は彼と出会って以来、心の渇きが増していた。 それが明確に“何”なのかは分からなかったが人から向けられる愛でその渇きが少しだけ潤った気がしたのをきっかけに周囲から愛を受け取り愛を渡すようになった。 そして、那希斗は徐々に愛される事に依存した。 高等部、思わぬ再会をきっかけに動き出す物語。 彼を満たすことの出来る愛を手に入れる為の、 那希斗の心の乾きを潤すための物語。 文字数 60,798 最終更新日 2022.3.6 登録日 2021.10.9 -
353短編 完結 なしお気に入り : 7 24h.ポイント : 0
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354長編 完結 R18お気に入り : 21 24h.ポイント : 0
辺境の麟島(リントー)育ちの花菱葉(はなびし よう)は、帝王の騎士、通称「パートナー」を目指して奮闘する学生だ。 故郷の期待を背負って努力によりパートナー候補として成り上がるものの、身に覚えのない不正が発覚し、パートナー選抜から脱落してしまう。 学外追放を言い渡されるが、不思議な声の恩恵によりリトライのチャンスをもらい、パートナー選抜を行う半年前に戻る。 一度経験した未来での失敗を踏まえて、リベンジを試みる葉は自身の魔法を発動させることを画策する。 魔法の発動を求めるうちに、以前では手に届かない存在だった学園の帝王・蓮見麗史(はすみ れいし)とライバルの柳壮也(りゅう そうや)と交流を深めることとなった。 辺境育ちゆえに、フランクかつアクティブにスキンシップをする博愛主義の葉は、自覚なく二人との距離をつめてしまう。 柳や蓮見の秘密や学園内で暗躍する存在を知り、葉は帝王のパートナーを目指すことをやめ、二人をそれぞれ帝王、パートナーとして擁立する作戦を開始する。 この作戦では葉自身の魔法をコントロールするのが不可欠だ。 けれど葉の魔法は少々ワケアリで……。 魔法をコントロールするためには、麗史と壮也両者の愛を受けることが必要となるらしい――――? 思いがけず二人を婚約者にしてしまった葉は、学内で暗躍する存在と対峙することになる。 麗しき美男と屈強の美男×軽やかな博愛モテ男の二柱寵愛デュエルラブ♡ 文字数 83,730 最終更新日 2023.10.1 登録日 2023.10.1 -
355短編 連載中 R18お気に入り : 2 24h.ポイント : 0
仕事を辞めて数ヶ月が経つ。いつもだったら、職場で迎えていたはずのクリスマスイブ。 今年は初めて家で過ごす。付き合っていた彼も居ない。久しぶりの一人っきりのクリスマ スイブの日。 昔好きだったシュトレンを買ってきた。早速、カットして食べてみると懐かしい味がして 心があったまる。 だが、一人で食べるにしては大きすぎた、このシュトレンを食べきるのは誰かとシェアす る必要がある、と思ったが親友関係が少ない俺には埒が明かない事に気づく。 「あー俺にも親友がたくさん居たら良かったのかな?」と言ってもSNSで#シュトレン一 緒に食べませんか?なんて呟いてもバカにされてもおしまいだろう。 「馬鹿馬鹿しい」気分転換に外に出ると、あっ、そう言えば最近近くにできたカフェでお 店の店主と親しくなったのを思い出した。でも、シュトレンとか好きなんだろうか? まあ良いか、寒空の中目的地を目指すことにした。 歩くこと数分、カフェcatについた。カランコロン ドアを開けると彼はいつも通り カウンターの中で本を読んでいた。「あっいらっしゃい、この間も来てくれた子じゃない か!嬉しいなもう、僕の虜になったんだね!」クルクルくせ毛と中性的なメガネ店主、 ベンジャミンだ。日本に興味があり、少しなら話せるらしい。今のところほぼドイツ語 で話しているが。 「いや、今日はただ、これを...。」後ろに隠していたシュトレンを見せる。すると、 「これはシュトレンじゃないか!僕 好きなんだよね。あっ、コーヒー入れるけど、ミルク入れ る?」 全く、この人といるとペースが乱れる。でも、不思議と悪い気分でもない。 「じゃあ、ミルク入りでお願いします。」「わかった、たっぷりめに入れとくね、」 コーヒーのいい香りが漂って来る。初めてここに来た時もこの香りに引き寄せられて来たんだっ たか、そんな思いをふけていると「はい、コーヒー、できたよ。ここに置いとくね。」 カップを置き側に座った。「今日は、クリスマスイブだけど君がシュトレンを持って来てくれた から、お店は閉めとこう。」 「えっ、いいんですか?そんな閉めなくてもっ」いきなり、細くて長い人差し指が唇の前に出て 来た。これ以上喋るなと言うような目で。 「それに、君と少しばかりお話もしてみたいしね、」と言うといつもどおり無邪気に微笑む。 窓の外はまだ雪が降り続いている。降り止む様子もない、俺はこのままベンジャミンと過ごす 事にした。 続く 文字数 2,158 最終更新日 2022.3.13 登録日 2021.11.22 -
356長編 連載中 R15お気に入り : 25 24h.ポイント : 0
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357短編 連載中 R15お気に入り : 0 24h.ポイント : 0
アースルーリンドの騎士達。 の、近衛軍からローランデが抜け、ギュンターはローランデに会うため、毎度北領地[シェンダー・ラーデン]まで駆けつけ。 そんな折り、ローフィスが抜ける時に起こったお話。 カテゴリで悩み、BLにしました。 が、あるまじき女性とのベッドシーンも出て来ます(具体的ではないので、官能的でもナイ…) カテゴリで『異世界』があればいいのに…。 ファンタジーか?とも思ったけど…不思議な事は全然出て来ないし…。 しかも女性向けか? と言われても…かなり微妙…。 なんで男女向け。 がナイの? 困ったものです。 文字数 167,881 最終更新日 2022.7.1 登録日 2022.7.1 -
359長編 完結 なしお気に入り : 5 24h.ポイント : 0
ある殺人事件を捜査することになった刑事の樫本稔。殺された被害者が最後に会話した探偵の天宮皐月が容疑者として上がるが、彼は不思議な力を持っていた。そして皐月もまた命を狙われて・・・? 文字数 49,896 最終更新日 2024.2.7 登録日 2024.2.5 -
360長編 連載中 R15お気に入り : 2 24h.ポイント : 0
XYZといっても、カクテルを意味するわけではありません。 これは、とある術師の家系の三つ巴のお話……になる予定です。 ぼちぼち趣味で書いていきます。 この世界には三大仙術家というものがあり、仙郷山に俗世を離れて暮らしていた。 その中の幸家に、ある日家庭教師が現れる。 次期当主となる幸偕鶹(コウカイル)が全く術を習得しないため、父親が案じて呼びつけたのだ。 すると不思議なことに、若く美しい家庭教師、縁柳荃が教えについた途端に、幸偕鶹は術を習得し始める。 そして時は流れて…… そんなような話です。戦闘ものというよりブロマンス風味の復讐劇です。 追記 とてもとっ散らかった書き殴りで行くことにしました。 構成考えるの苦手なんです。 書きたいことを書きます。うん。 文字数 2,499 最終更新日 2021.11.14 登録日 2021.11.14