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  • 31
    ショートショート 完結 R18
    お気に入り : 11 24h.ポイント : 7
    両性具有な課長の濃厚♡栄養たっぷりすくすくミルク♡が飲みたくて悶々としている変態ストーカー部下。
    文字数 579 最終更新日 2022.7.1 登録日 2022.7.1
  • 32
    短編 完結 R18
    お気に入り : 92 24h.ポイント : 7
    「はぁ……」  リュートスは胸に手をおきながら溜息を吐く。服装を変えてなんとか隠してきたものの、五年も片思いを続けていれば膨らみも隠せぬほどになってきた。  最近では同僚に「牛獣人ってベータでもこんなに胸でかいのか?」と聞かれてしまうほど。周りに比較対象がいないのをいいことに「ああ大変なんだ」と流したが、年中胸が張っている牛獣人などほとんどいないだろう。そもそもリュートスのように成体になってもベータでいる者自体が稀だ。  通常、牛獣人は群れで生活するため、単独で王都に出てくることはほぼない。あっても買い出し程度で棲み着くことはない。そんな種族である牛獣人のリュートスが王都にいる理由はベータであることと関係していた。
    文字数 12,146 最終更新日 2021.1.7 登録日 2021.1.7
  • 33
    長編 完結 R18
    お気に入り : 15 24h.ポイント : 7
    ミルクのような色をした眩しい肌は汚れがなくて、自分がこの手で汚してやりたいと、トウヤにそう思わせた。 全寮制の男子校に通うトウヤは長い夏休みを学園内で謹慎して過ごすことになってしまった。 そんなトウヤの前に学園から頼まれてやってきたという大学生のボランティアの青年、リュカが現れる。 「君に努力や根性というものの素晴らしさを教えに来たんだ!君がこの先、真っ直ぐな人間として生きていけるよう俺にお手伝いをさせてほしい!」 こんなウザくて寒いことを言ってくるような奴と夏の間中過ごすなんてまっぴらゴメンだ。「ふざけんな」「バカじゃねーの」「くだらねえ」と何度拒絶しても、全く動じないし、それどころかますます張り切っている。 それならば、からかってやろうとちょっかいをかけたら、なぜか本気にされてしまい、ますます執着されながら、トウヤはリュカと交流を深めていく。 ツンケンした高校生の攻め×空気を読まない真面目な大学生の受け という組み合わせです。 この作品はムーンライトノベルズにも掲載しています。 性描写のある話にはサブタイトルの側に★印をつけています。
    文字数 76,404 最終更新日 2022.8.16 登録日 2020.10.18
  • 34
    長編 完結 R18
    お気に入り : 50 24h.ポイント : 7
    ++ 新章、リツが異世界で生活を始める所を書きたしました。 魔術師を助けたお礼に「転生石」と呼ばれる、おもちゃを貰った「僕」 眠る前に願い事を語りかけ、息を吹きかけて寝るとどこかの世界で受けた願いを叶える石。 僕は、初めて石を使った時に濃厚なキスをした、あの、誰かの息子が忘れられなかった。 パーティでミルクサーバー扱いされて目も見えなかった僕は、相手の顔も、名前も知らない。 同じ石を持っていると知った友達の緑に相談した僕は、一つのカケに出た。 あの、最初に降りた(憑依した)エリス族のオスに降りてみると。 だが、石は不実を許さない。 他の男とミナレスというセックスをしたら、同じ男としかセックス出来なくなる。 最初の男と違う男とセックスすると、現実の身体は石となる。 しかも、エリスのオスは、異世界最弱の生物。 男達にはレイプされ、時にペットのような性奴隷にされ、メスには子作りに搾り取られ、獣人達にその精液は珍味とされる。 あのエリスが今どう言う状況かもわからない。 2度とあの人と会えなくなるかもしれないと思いながら、僕は石に願ってあのエリスに降りてみた。 あの、名も知らぬ息子を求めて翻弄される、僕の、そして僕が降りるエリス族のオス、キキとの友情と波乱の物語。 あなたに会いたい、あなたとミナレスしたい。 あなたの声が聞きたい。 そんな僕の純愛っぽい物語。
    文字数 85,450 最終更新日 2021.11.20 登録日 2021.8.15
  • 35
    短編 完結 R18
    お気に入り : 47 24h.ポイント : 7
    転生石シリーズ1〜3の全3話。 行き倒れの魔術師を助けたお礼に「転生石」と呼ばれる、おもちゃを貰った「僕」 眠る前に願い事を語りかけ、息を吹きかけて寝るとどこかの世界で受けた願いを叶える石。 早速ワクワク!試した僕は、現実とは離れた異世界で願い事が微妙に歪んで強制的にかなえられてしまう。 強烈なミルクサーバーと化してしまった僕の、メインディッシュ体験。 異世界の、異様な文化?え?なにそれ美味しいの? チュウチュウ僕の精液が吸い取られていく、快楽の嵐。 それでも夢なので元の身体は無事という、アンバランスな超快感だけがアヒアヒな僕。 そんな一夜をご覧下さい。 え、もう無理。 完結しました。ご愛読ありがとうございました〜
    文字数 16,740 最終更新日 2021.6.30 登録日 2021.6.24
  • 36
    ショートショート 完結 R18
    お気に入り : 22 24h.ポイント : 7
    ブログに掲載した短編です。
    文字数 1,676 最終更新日 2022.4.15 登録日 2022.4.15
  • 37
    長編 完結 R18
    お気に入り : 69 24h.ポイント : 7
    社会人×大学生。本当はものすごく甘えたがり屋なのに、それを他人に知られてしまうと引かれてしまうからとずっと自分を隠して猫を被りつづけてきた櫂。自分をとことん甘やかしてくれる裕也と付き合い始めたけれど、付き合って六ヵ月もたつのに裕也は櫂を抱こうとはしてこなくて……。  甘やかしたい人と甘えたい人の共依存てきなお話です。 ※1/6 ちょっと読みづらかったので、最初に投稿した1話を1~3話に分割しました。以降は一話をこのくらいの長さにしてみます。
    文字数 36,839 最終更新日 2017.1.7 登録日 2017.1.5
  • 38
    短編 連載中 R18
    お気に入り : 0 24h.ポイント : 0
    父親が母親を殺した少年の辛くて淡い恋の話
    文字数 4,427 最終更新日 2023.5.13 登録日 2023.4.24
  • 39
    短編 完結 なし
    お気に入り : 19 24h.ポイント : 0
     中三になる直前の春、化石だと思った卵から孵ったのは伝説の生き物、ドラゴンだった。生まれて最初に見た者を生涯の伴侶とするドラゴンの性質に俺はなってしまったらしい。そうとは知らない俺はドラゴンにミルクを飲ませたり、親父と一緒に「ドラ」と名付けたり、ドラと一緒に学校へ行くハメになったりと俺の生活はドラ中心になった。  そしてある朝、ドラが人の姿になり、俺と結婚したいと言い出した。親友からの告白や親父が従兄弟と再婚するなど、ドラが生まれてから俺の周りでいろんなことが起こっている……。
    文字数 62,668 最終更新日 2022.12.5 登録日 2022.5.11
  • 40
    短編 完結 R18
    お気に入り : 58 24h.ポイント : 0
    共働きの両親により、2人きりになる事が多かった柊と悠衣。 彼らは兄弟でありながらも恋人のように抱き合ったり、キスをしたりを繰り返していた。 だがある日、悠衣がヒートに陥った事により、それまで保たれていた一線が崩れて……?  たとえ兄弟では番えないとしても、この人以外はありえないと思った。 だから柊兄、どうか、僕の手を取って。
    文字数 49,188 最終更新日 2022.5.7 登録日 2022.4.23
  • 41
    ショートショート 完結 R18
    お気に入り : 14 24h.ポイント : 0
    神出鬼没のミルクサーバーを捕まえたい子供たち。 【注意事項】 *おっぱい・母乳・授乳・女性器・アクメ描写有り。 *複数プレイ *監禁未遂
    文字数 821 最終更新日 2022.7.9 登録日 2022.7.9
  • 42
    長編 連載中 R18
    お気に入り : 1 24h.ポイント : 0
    農家をしているレイは、ある日突然襲われた所を助けられたことをきっかけにめちゃくちゃイケメンのユウトと親しくなる。 その後、レイが強引にユウトを口説き2人は恋人に…… 2人は幸せだった。 しかしある日、ユウトの狩先輩の話を聞いてしまう。 【ユウトには彼がいるから……】と。 美顔狩人×農家から狩人に転職人 グイグイ激しい攻めと、気弱なタイプの受け。 攻めはユニフォーム大好きな変態。中盤濃厚な絡み予定です。 最近ネタ思いつかないので書いてみました。 ※世界観独特です ※2人は一応同い年の設定です。 ※ミルクプレイあり ※あらすじ等の確認の上、平気な方のみの読書をよろしくお願いします
    文字数 1,125 最終更新日 2021.8.23 登録日 2021.8.23
    BL
  • 43
    長編 完結 R15
    お気に入り : 34 24h.ポイント : 0
    冬月 琉架 (ふづき るか) 高校2年生 (16歳) モデルをやっているが...彼には、ある秘密が...。いつもは、健全な男子高校生だが、モデルをしている時は...。 モデルの時の名前は、姫崎 るか (ひめざき るか) 八神 亜衣希 (やがみ あいき) 社会人 (26歳) 写真家。普段は、商業カメラマンをやっている。だが、琉架にあるものを見られ、変態呼ばわりされる。 彼の素性は、訳ありみたいだが...?? あらすじ 琉架は、モデルの仕事を終えるといつも帰り道の途中にあるコンビニで、甘いものを買って帰るのが日課なのだが...最近、雑誌コーナーに長身の男の人が立ってて...毎回、琉架の事務所の雑誌を買っては、店を出ていく。 琉架の最近のマイブームは、紙パックのミルクティー。いつものように仕事を終え、コンビニでミルクティーを買い、店を出ようとした時「ちょっと...いいですか?」と言って声をかけてきたのは、最近見かける雑誌コーナーの男だった。仕方なく店の外に出て、琉架は、目の前にいる男に目を向けると、その男はいきなり「...その...姫崎 るかさんですよね...??なぜ、男装を...??」と言って訝しげな表情で琉架を見つめた。...これは、琉架と変態カメラマンの史上最悪の出会いだった...。
    文字数 238,520 最終更新日 2019.8.24 登録日 2018.11.29
  • 44
    長編 完結 R18
    お気に入り : 183 24h.ポイント : 0
    お姫様のように儚く美しい幼なじみを守る騎士的立場にいたはずなのに、気づいたら逆転してしまっていた(主人公だけが)哀しいお話です。 主人公が気づいたときには遅く、もはや上下関係は不動なものとなっておりますのでご安心(?)下さい。リバは何が起ころうともありません。(目をつむり両手を組んで祈る仕草) 味と香りと糖度は砂糖二つ程入れたロイヤルミルクティー並み。3話完結。 ムーンライトノベルズにも掲載中。
    文字数 32,487 最終更新日 2019.11.1 登録日 2019.10.30
  • 45
    短編 完結 R18
    お気に入り : 74 24h.ポイント : 0
    週末の夜、酒場に現れる男に今日も告白をする。
    文字数 6,933 最終更新日 2021.2.18 登録日 2021.2.18
  • 46
    短編 完結 なし
    お気に入り : 24 24h.ポイント : 0
    僕の幼馴染は、笑う時は笑い、怒る時は怒り、涙が出そうな時ははらはらと涙を流し、時に号泣し、泣き疲れればそのまま穏やかな顔で眠る(さすがに部屋にいる時だけだよ?)。 そんな感情表現豊かな彼の事を、人々はこう噂する。 その黒に近い紫の髪は、まるで黒曜石の様で、とても美しい。 その爛々と輝く魅惑的な紫の瞳は、まるでアメジストの様で、とても美しい。 その褐色の肌にしなやかな体躯は、見事な肉体美を醸し出しており、とても美しい。 全てが全て、美しい。美しい。何もかもが美しい…と沢山の人が言う。 そう、僕の幼馴染兼従者は、誰もが羨む美貌を持った、とても美しく精巧に造られた人形と称される人なのだ。…周りからすればだが。 だって、彼が感情豊かなのは僕と2人きりの時だけだからーーー… ……こほん、気を取り直して…対して僕はというと、こう噂されている。 その金色に近い薄茶の髪は、まるでまろやかなミルクティーの様で、とても美味しそうだ。 その焦茶の瞳は、まるでココアクッキーの様で、とても美味しそうだ。 そのふくよかな体躯は、まるでマシュマロの様で、とても美味しそうだ。 そして、何故あんなにも美しい人がこんな方の従者をやっているのかとも噂する。それに続けて、きっとその美味しそうな見目が気に入ったんでしょうとも。 何故あの細身で美しいお2人から産まれたのにも拘らず、こんなに太っているのかとも言われている。 …美味しそうってなんだよ、美味しそうって。食べないでくれよ?怖いから。 …まぁ、それはそうとして。 こんな感じに、僕は、僕の従者と不釣り合いだというように噂されている。 そんな噂に少しは傷付いたりする。 それでも……… 「辛そうな顔してるけど、大丈夫か?」 そう言って君が心配してくれるから。 僕は、今日も頑張れる。 この物語は、私が敬愛している、褐色&主従間の愛物語が好きなある書き手様への誕生日プレゼントとして書き出してみました。 拙過ぎますが、本人様が少しでも喜んでくれたら嬉しいなと思ってます(*´ω`*) (突発的に思い付いて急ピッチで仕上げたのに結構ギリギリになっても終わらず、急いで途中までを公開するという…ちゃんと完結させます) いずれ細かく文調整やら色んな内容を掘り下げたりやらをして、少しでもクオリティを上げたやつも別枠で作ろうかな…。 追記:よっしゃ完結は出来たぁぁぁぁぁ!!!
    文字数 5,307 最終更新日 2020.3.9 登録日 2020.3.8
  • 47
    長編 連載中 R18
    お気に入り : 67 24h.ポイント : 0
    初めて陥ったヒートで、見ず知らずの人と番になった琥陽。 顔も名前も年齢も何もかも知らない相手を探し、彼はαとしてある学園へ入学を果たした。 そこは特殊な学園で、何とかやっていくためにルームメイトと偽の恋人として過ごす日々。 番の事を探ってはいるものの、中々情報を得られず時は流れ、2学期。 Ωだと思っていたルームメイトがαだと知り、それと同時に告白を受け!?  「あんたの番がオレだって、あんたはいつ気が付くだろうね?」 ほくそ笑み琥陽の背に投げる、その言葉の意味は一体……?
    文字数 64,691 最終更新日 2023.2.13 登録日 2022.10.31
  • 48
    短編 完結 なし
    お気に入り : 0 24h.ポイント : 0
    
魔塔の魔物と呼ばれた男が心に秘めた恋を成就させるために禁書目録の管理者となった話 魔塔の図書館長に就任した若き天才フェイブラリー。BL学園時代の恋人を捨てた黒歴史が追いかけてくる。 自作品「亡国のマニフェスト」の登場人物カルアミルクの君にまつわるスピンオフ作品。 廃牢の魔物とは私のことだ カルアは継母から逃れて 寄宿学園で私と出会った カルアの継母…… 呪い殺したい女だ いっそ真っ赤に焼けた 鉄の靴を履かせて 躍り狂わせて死なせたい その時、カルアは殴られたらしく鼻血を出して腕を捻り上げられていた。屈強な男たちに取り押さえられて衣服を剥ぎ取られるところだ。 カルア身にラハミーム(神の憐れみ)を願うフェイブラリーだが……
    文字数 28,347 最終更新日 2021.10.24 登録日 2021.10.15
  • 49
    長編 連載中 R15
    お気に入り : 75 24h.ポイント : 0
    腐男子でオタクの僕は普段は目立たないようにひっそりと生きていたがある日交通事故によってあっけなく死亡、、、、 すると神様が出てきて転生させてくれると言い出した! しかもそれが男しかいない世界で何でも特典つけてくれるとか! 最高かよ!
    文字数 11,541 最終更新日 2020.5.13 登録日 2020.5.3
  • 50
    短編 完結 R18
    お気に入り : 2 24h.ポイント : 0
     お兄様のミルクを採取しましょう
    文字数 327 最終更新日 2022.9.22 登録日 2022.9.22
  • 51
    ショートショート 完結 R18
    お気に入り : 32 24h.ポイント : 0
    ブログに掲載した短編です。
    文字数 1,291 最終更新日 2018.10.11 登録日 2018.10.11
  • 52
    ショートショート 完結 R15
    お気に入り : 3 24h.ポイント : 0
    読んで字の通りサスペンス劇場となります。 心臓の弱い方は読むのをやめてください。
    文字数 810 最終更新日 2022.8.29 登録日 2022.8.29
    BL
  • 53
    長編 連載中 R18
    お気に入り : 14 24h.ポイント : 0
    天使学園にて、劣等生として知られているサリュ。 彼は天使でありながら羽を出せず、天使の力である地力をうまく扱えず、奇跡を起こせない。 そんなサリュをからかい、嘲笑や侮蔑の視線から守ってくれるユージェ。 ある満月の日、月を見ていたら部屋に入って来たユージェに、何故かサリュは発情してしまい……?
    文字数 21,655 最終更新日 2021.11.4 登録日 2021.10.31
  • 54
    長編 完結 なし
    お気に入り : 10 24h.ポイント : 0
    俺は猫だが、ご主人達がうぶ過ぎて困る 男子校寮に住む仔猫とうぶな先輩後輩が織りなすほんわかBLラブコメ ----------------------- <登場人物> ミルク 三毛猫 口悪♂仔猫 主人公 ユウジ 高等部2年 先輩 タイチ 中等部2年 後輩 ----------------------- <あらすじ> 人間の言葉が分かる主人公のミルクは珍しいオスの三毛猫。 ひょんなことで、男子校の寮に住むことに。 そこでは、先輩後輩のじっれったい恋が始まろうとしていた。 さて、ミルクと二人の飼い主はどんな生活になるのか!? ----------------------- ★完全健全
    文字数 26,078 最終更新日 2023.5.27 登録日 2023.5.24
  • 55
    短編 連載中 R18
    お気に入り : 2 24h.ポイント : 0
    冬とシュトレン 仕事を辞めて数ヶ月が経つ。いつもだったら、職場で迎えていたはずのクリスマスイブ。 今年は初めて家で過ごす。付き合っていた彼も居ない。久しぶりの一人っきりのクリスマ スイブの日。 昔好きだったシュトレンを買ってきた。早速、カットして食べてみると懐かしい味がして 心があったまる。 だが、一人で食べるにしては大きすぎた、このシュトレンを食べきるのは誰かとシェアす る必要がある、と思ったが親友関係が少ない俺には埒が明かない事に気づく。 「あー俺にも親友がたくさん居たら良かったのかな?」と言ってもSNSで#シュトレン一 緒に食べませんか?なんて呟いてもバカにされてもおしまいだろう。 「馬鹿馬鹿しい」気分転換に外に出ると、あっ、そう言えば最近近くにできたカフェでお 店の店主と親しくなったのを思い出した。でも、シュトレンとか好きなんだろうか? まあ良いか、寒空の中目的地を目指すことにした。 歩くこと数分、カフェcatについた。カランコロン ドアを開けると彼はいつも通り カウンターの中で本を読んでいた。「あっいらっしゃい、この間も来てくれた子じゃない か!嬉しいなもう、僕の虜になったんだね!」クルクルくせ毛と中性的なメガネ店主、 ベンジャミンだ。日本に興味があり、少しなら話せるらしい。今のところほぼドイツ語 で話しているが。 「いや、今日はただ、これを...。」後ろに隠していたシュトレンを見せる。すると、 「これはシュトレンじゃないか!僕 好きなんだよね。あっ、コーヒー入れるけど、ミルク入れ る?」 全く、この人といるとペースが乱れる。でも、不思議と悪い気分でもない。 「じゃあ、ミルク入りでお願いします。」「わかった、たっぷりめに入れとくね、」 コーヒーのいい香りが漂って来る。初めてここに来た時もこの香りに引き寄せられて来たんだっ たか、そんな思いをふけていると「はい、コーヒー、できたよ。ここに置いとくね。」 カップを置き側に座った。「今日は、クリスマスイブだけど君がシュトレンを持って来てくれた から、お店は閉めとこう。」 「えっ、いいんですか?そんな閉めなくてもっ」いきなり、細くて長い人差し指が唇の前に出て 来た。これ以上喋るなと言うような目で。 「それに、君と少しばかりお話もしてみたいしね、」と言うといつもどおり無邪気に微笑む。 窓の外はまだ雪が降り続いている。降り止む様子もない、俺はこのままベンジャミンと過ごす 事にした。 続く
    文字数 2,158 最終更新日 2022.3.13 登録日 2021.11.22
    BL