Submitted Novels
アルファポリスで投稿されているBL小説のランキングです。
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1短編 連載中 R18お気に入り : 944 24h.ポイント : 392
カフェのドイツ人オーナー アル 30歳とイケメン大学生 戸川 理玖 20歳のカップルのラブラブなお話しかありません。 2人の出会いやラブラブカップルになってからのお話や視点を変えてのお話もあります。 いくつかの短編を載せていきますので楽しんでいただけると嬉しいです♡ R18には※つけます。 文字数 82,286 最終更新日 2025.7.30 登録日 2022.10.3 -
2長編 連載中 なしお気に入り : 11 24h.ポイント : 313
溺愛ドS×天然系男子 俺様副社長から愛される。古い家柄の養子に入った主人公の愛情あふれる日常を綴っています。夏樹は大学4年生。ロックバンドのボーカルをしている。パートナーの黒崎圭一の父親と養子縁組をして、黒崎家の一員になった。夏樹には心臓疾患があり、激しいステージは難しくなるかもしれないことから、いつかステージから下りることを考えて、黒崎製菓で経営者候補としての勉強をしている。夏樹は圭一とお互いの忙しさから、すれ違いが出来るのではないかと心配している。圭一は夏樹のことをフォローし、毎日の生活を営んでいる。 黒崎家には圭一の兄弟達が住んでいる。圭一の4番目の兄の一貴に親子鑑定を受けて、正式に親子にならないかと、父の隆から申し出があり、一貴の心が揺れる。親子ではなかった場合は養子縁組をする。しかし、親子ではなかった場合を受け入れられない一貴は親子鑑定に恐れを持ち、精神的に落ち込み、愛情を一身に求める子供の人格が現われる。自身も母親から愛されなかった記憶を持つ圭一は心を痛める。黒崎家に起こることと、圭一に寄り添う夏樹。繋いだ手を決して離そうとせず、歩いている。 そして、月島凰李という会社社長兼霊能者と黒崎家に滞在しているドイツ人男性、ユリウス・バーテルスとの恋の駆け引き、またユリウスと南波祐空という黒崎製菓社員兼動画配信者との恋など、夏樹の周りには数多くの人物が集まり、賑やかに暮らしている。 作品時系列:「恋人はメリーゴーランド少年だった。」→「恋人はメリーゴーランド少年だった~永遠の誓い編」→「アイアンエンジェル~あの日の旋律」→「夏椿の天使~あの日に出会った旋律」→「白い雫の天使~親愛なる人への旋律」→「上弦の月の天使~結ばれた約束の夜」→本作「青い月の天使~あの日の約束の旋律」 文字数 81,351 最終更新日 2025.12.7 登録日 2025.12.2 -
3長編 連載中 R18お気に入り : 4 24h.ポイント : 242
──────────────────────── 黒髪穏やかイケメン×プライド高めな日独クォーター ──────────────────────── 月島秋人はピアニストを目指している。 プロのピアニストである母がヨーロッパを拠点に活動しているためそれに付いて回る生活を送っていたが、中学進学を機に日本の音楽学校に入学させられて寮暮らしをスタートすることに。 ルームメイトになったのは、東城陽介。 国内外のピアノコンクールで優勝し続けていた秋人が一度だけ『二番』になった時に『一番』を掻っ攫っていった、物腰の柔らかい少年であった。 慣れない日本での生活を送るが、やけにスキンシップが過多な陽介に「好き」だと言われ…? 「おまえ、東城陽介?」 「好き、愛してる。……これ、ドイツ語だとなんて言うの?」 「大丈夫だよ、俺は絶対に月島のこと裏切らないから」 ──難攻不落かと思われた孤高の天才は愛に飢えていた── 「俺は愛してるよ、……陽介のこと」 これは、二人の"天才"が世界の片隅で幸せになるまでの物語である。 ※別サイトにも掲載中です※ 文字数 23,172 最終更新日 2025.12.7 登録日 2025.11.19 -
4長編 完結 R18お気に入り : 1,301 24h.ポイント : 85
早瀬空(15)と高比良累(15)は、保育園時代からの幼馴染み。だが、累の父親の仕事の都合で、五年間離れ離れになっていた—— そして今日は、累が五年ぶりにドイツから帰国する日。若手ヴァイオリニストとして一回りも二回りも成長した累を迎えに、空港へ出向くことになっている。久しぶりの再会に緊張する空に対して、累の求愛行動はパワーアップしていて……。 ◇『スパダリホストと溺愛子育て始めます 愛されリーマンの明るい家族計画』(原題・『子育てホストと明るい家族計画』)の続編です。前作の十年後、高校生になった空と累の物語。そして彼らを取り巻く大人たちの、ほのぼの日常ラブコメディ。 ◇このお話はフィクションです。本作品に登場する学校名・音楽団体名はすべて架空のものです。 ◆不定期更新 ◇本編完結済、番外編更新中 ◆表紙イラストは朔さま(https://www.pixiv.net/users/44227236)のフリー素材をお借りしています 文字数 391,492 最終更新日 2025.11.9 登録日 2020.8.29 -
5長編 連載中 R18お気に入り : 31 24h.ポイント : 49
フリーランスの歌手・三喜雄(みきお)は、小中学校で音楽を教えながら舞台に立つ「しょぼいバリトン」。歌い手として物足りなさはあるものの、安定している現状に満足していた。 半ば冷やかしで送った三喜雄のデモ音源が、全国チェーンのドーナツショップ・ドーナツマスターのCMオーディションに合格する。新商品は、ドイツのチョコレートメーカー・フォーゲルベッカー社とのコラボレーション商品で、三喜雄は録音時に、フォーゲルベッカー日本法人の最高執行責任者(COO)のノア・カレンバウアーと再会する。カレンバウアーはかつて、三喜雄のドイツでのオペラデビューを祝福してくれたが、彼は三喜雄のことを覚えていない様子だった。 カレンバウアーは三喜雄がプロとして活躍できるよう、あれこれ世話を焼き始める。そのことに三喜雄が戸惑うさなか、暮らしているマンションが火事になり……。 イラスト/N さま @N_naoco0130 『彼はオタサーの姫』の12年後の物語。未読でもお楽しみいただけますが、三喜雄を取り巻く音楽家たちも元気に登場しますので、読了後だとより楽しいかと思います。 あるバリトン歌手の生涯的な物語なので、恋愛要素にあまり重きを置いていません。ラブシーンもたぶん薄めです。エンタメ性は高めかもです。 文字数 442,761 最終更新日 2025.12.7 登録日 2025.1.29 -
6長編 完結 R18お気に入り : 114 24h.ポイント : 7
※コンラート(受け)視点も連載始めました コンラート視点分割版 → https://www.alphapolis.co.jp/novel/33242583/578681045?s=09 ※本編は完結しましたが、サイドストーリー集を作りました! よろしければぜひ! →https://www.alphapolis.co.jp/novel/33242583/259458907 舞台は近代ドイツ。生きるために盗賊となった戦災孤児ヴィルは、偶然通りがかった教会で神父コンラートに一目惚れをした。 一時は盗みも殺しもやめ、物乞いに転身しようと考えたヴィルだったが、ある夜、襲撃を受け荒らされた教会と複数人に陵辱され瀕死の状態に陥ったコンラートを目撃する。 ヴィルに救い出された後、コンラートは自らの遺伝的な特性により吸血鬼へと変貌。元の生活に戻れなくなるばかりか「怪物」として追われる身になってしまう。 憎しみや吸血衝動に苛まれ、信仰と現実の軋轢により荒んでいくコンラートを「自分の元に堕ちてきた」と感じたヴィルは、むしろ嬉々として彼を護ることを決意する。 奪わなければ生きられなかった彼らの行く先に、果たして救いは訪れるのか……? 人殺しの盗賊×吸血鬼化した神父の歪んだ恋愛譚。 ※暴力描写、流血表現多め。 ※倫理的にまずい表現もそれなりにありますが、作品の雰囲気を鑑みてのことです。ご了承ください。 ※陵辱描写や虐げられる描写がございます。苦手な方はご注意ください。 ※素敵な表紙イラストは鳴上月さんに描いていただきました! 鳴上さん、ありがとうございます! 文字数 349,060 最終更新日 2023.11.23 登録日 2020.10.26 -
7短編 完結 R18お気に入り : 26 24h.ポイント : 7
十五世紀欧州、神聖ローマ帝国の片田舎。 リルケ村の薬師ダミアン・カレンブルクは異端の容疑で逮捕され修道院の地下牢に送られる。 苛烈な拷問で瀕死に陥ったダミアンが回想するのは少年時代を送った修道院の悪夢、その後できたツィゴイネルの弟子と過ごした日々。 男の身でありながらお産を手伝った事で魔女の濡れ衣を着せられた彼は、最愛の弟子を助けるため悪魔と契約するのだが……。 「驚異の部屋」シリーズ第二弾、「魔女の弟子≪ヘクセン・シューラー≫」の受け視点ですがこれだけでも読めます。 (中世/ドイツ/ファンタジー/人外/悪魔/凌辱/輪姦/SМ/調教/自慰/近親相姦/息子×父/年下攻め/年の差/師弟/健気受け/薬師) イラスト:吉也(@y0sinari)様 文字数 19,347 最終更新日 2023.2.27 登録日 2023.2.16 -
8ショートショート 完結 R18お気に入り : 69 24h.ポイント : 7
ドイツにホームステイしに来た俺はやさしいホストブラザーのヨハネスにつれられて楽しく年越しパーティに参加したんだけど。 『姫初め』という日本のイベントを体験したいと言われてしまって・・・・ ムーンライトノベルズの姫初め2022参加作品です。 タイトル イケメン狼男とモブ男から変更しました 2022年1月20日 文字数 8,552 最終更新日 2021.12.30 登録日 2021.12.29 -
9長編 完結 なしお気に入り : 51 24h.ポイント : 7
カフェオーナーである松倉湊斗(まつくらみなと)は高校生の頃から1人の人をずっと思い続けている。その相手は横家大輝(よこやだいき)で、大輝は大学を中退してドイツへサッカー留学をしていた。その後湊斗は一度も会っていないし、連絡もない。それでも、引退を決めたら迎えに来るという言葉を信じてずっと待っている。 そんなある誕生日、お店の常連であるファッションデザイナーの吉澤優馬(よしざわゆうま)に告白されーー ------------------------------- 松倉湊斗(まつくらみなと) 27歳 カフェ・ルーシェのオーナー 横家大輝(よこやだいき) 27歳 サッカー選手 吉澤優馬(よしざわゆうま) 31歳 ファッションデザイナー ------------------------------- 2024.12.21~ 文字数 106,028 最終更新日 2025.3.4 登録日 2024.12.21 -
10長編 完結 なしお気に入り : 4 24h.ポイント : 0
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11長編 完結 R18お気に入り : 16 24h.ポイント : 0
アメリカ、NYのとある病院で眼科医として勤務していた山口瑠歌は、ダウンタウンで暴行を受け、アンビュランスで運ばれてきた、一人の青年の眼を治療する。 青年の名は上杉タカシといい、ジャズピアニストになるため、武者修行で渡米していたが、親友が自分のせいで亡くなったことに負い目を感じていた。 彼を励まし、医師としての立場を越えたとき、瑠歌はタカシへの想いを自覚する。タカシもまた、亡くなった親友に後ろめたさを感じながらも、瑠歌に惹かれ、衝動で関係をもってしまう。 始まりこそ強引ではあったが、二人は一緒に暮らし始め、絆を深めていく。そんなある日、瑠歌にドイツの大学病院から客員教授として招聘される話が舞い込む。 中途半端な自分の生き方のせいで瑠歌をダメにしてしまう、と感じたタカシは彼と別れを決意し、待ち合わせのJFK空港に現れることなく、姿を消すのだが… 文字数 67,416 最終更新日 2021.12.11 登録日 2021.12.5 -
12長編 連載中 R18お気に入り : 12 24h.ポイント : 0
憧れの日本、母さんが生まれ育った遠いアジアの国。 僕ら双子はその日本に移り住むことになった。 日本語を覚えるために知り合った施設兼寮のみんなに支えられて楽しい毎日を送っている。 でも世界に通用するピアニストになるって夢をかなえるには、映画に出演したりテレビで歌ったり男の子に恋をしてる場合じゃないよね? しかも僕らのうち片方は母さんの実家の医師業を継がなきゃいけなくて、どっちがそうするのか、なかなか決められない。 できることなら、大切な『もう一人の僕』に好きな道を進んでほしいんだ。 ……有名な音楽家を父に持つ混血の帰国子女、諒と覚はとにかくお互いとピアノが大好き。ふたりはどちらが家を継いで医師になり、夢のピアニストになるのか。美しいバイリンガルの過去とは。双子と彼らを取り巻くひとたちの、性別や友情関係に戸惑う5つの恋のお話です。 性描写は少なめです。5話より先は、日本語のせりふを「」で、英語・ドイツ語のせりふを『』で表しています。ムーンライトノベルズ様で同じものを掲載しています。164話完結です。 文字数 196,477 最終更新日 2017.11.10 登録日 2016.10.20 -
14長編 完結 R18お気に入り : 30 24h.ポイント : 0
ヴィル(攻め)視点https://www.alphapolis.co.jp/novel/33242583/213427394 サイドストーリー集 https://www.alphapolis.co.jp/novel/33242583/259458907 舞台は近代ドイツのとある地方。大戦の気配が近づく時代。 美しく、心優しく、誠実だと謳われた神父コンラートは、教会への襲撃によって辱められ「殺された」。 彼を慕っていた盗賊ヴィルに救出されたものの、コンラートは自らの遺伝的な特性により吸血鬼へと変貌。信仰を抱いたまま、「怪物」として追われる身になってしまう。 吸血衝動に苛まれ、信仰と現実の軋轢により荒んでいくコンラートに、たった一人、ヴィルだけが手を差し伸べる。 憎悪を抱え、追い詰められていくコンラートを、ヴィルは「護る」と誓った。 盗賊は自分を救った神父に惜しみない愛を捧げ、吸血鬼と化した神父は悪夢から逃れるよう盗賊に縋る。 刺客から身を隠し、時に共闘するうち、二人の絆は誤魔化しが効かないほどに固く、強く結ばれていく。 奪わなければ生きられなかった彼らの行く先に、果たして救いは訪れるのか……? これは、人殺しの盗賊×吸血鬼化した神父の血濡られた恋。 口付けるたび、血の味が滲む……そんな、歪んだ恋愛譚。 ※以前完結した作品「堕ちた神父と血の接吻」のコンラート(受け)側の視点となっております。 ※倫理的にまずい表現がそれなりにありますが、作品の雰囲気を鑑みてのことです。ご了承ください。 ※この作品には殺人などの暴力表現、吐血などの流血描写、モブによる陵辱、首ポロや欠損などの要素が含まれます。苦手な方はお気を付けください。 ※表紙イラストはミドリさん(@cklEIJx82utuuqd)に描いていただいたイラストを使用させていただいています! ミドリさん、本当にありがとうございます! 文字数 183,105 最終更新日 2024.1.21 登録日 2022.10.7 -
15長編 完結 R18お気に入り : 11 24h.ポイント : 0
フォン・パトリッシュ一族の『御』の息子であるジュニアが、クリニックボスである友明を、ドイツに連れて行こうとする。 そこから話が始まります。 ドンパチあり、悲劇あり、笑いあり。。 そして、パースを発祥の地として、友明は『オーストラリア・ドン』と呼ばれる様になった。 「『ドン』と名称が付いても、日々の生活は変わらない。」 そう、はっきりと友明は言ってます。 それにエドワードは、未だにレディを友明の母親だと信じて疑ってない。 そんなにも、友明はレディに似ているんですね。 そして、友明はレディを……、亡き母を、自分の母親だと信じてまっすぐにマザコンを貫いてる。 真実を知っても、なお。 文字数 39,889 最終更新日 2019.6.10 登録日 2019.5.11 -
16長編 完結 なしお気に入り : 3 24h.ポイント : 0
アメリカの片田舎、7歳の少年ヴェルナーは、華やかなブロンドと青い瞳を持つ、愛らしく賢い子供だ。しかし、彼の笑顔の裏には、家族の悲しみと孤独が隠されている。母親を数年前に失い、厳格な父親ジョンの冷徹な育て方に耐えながら生きているヴェル。父親はドイツ系地下組織の大ボスであり、ドイツ系の貴族の血を引く一方、息子に対しては冷たく、無関心だ。 そんなある日、ヴェルは一人で外の世界に足を踏み出す。街角で、過去に大切なものを失ったが、穏やかな生活を送る中年女性マリーに出会う。マリーもまた、自分の痛みを抱えながらも、穏やかな心で日々を過ごしていた。彼女との偶然の出会いが、ヴェルにとって大きな意味を持ち始める。 物語は、ヴェルとマリーの心温まる交流を描きながら、彼の孤独と心の葛藤を浮き彫りにする。ヴェルが語る言葉や仕草、そして彼の純粋な心が、読者の心に響く。彼の質問に答えながら、マリーもまた過去の傷を癒していく。二人の間に芽生える小さな絆は、静かでありながらも深い意味を持つ。 文字数 37,045 最終更新日 2025.1.18 登録日 2025.1.18 -
17長編 完結 R18お気に入り : 49 24h.ポイント : 0
イタリアのドイツ大使館に勤務することになった武官のフランツは、久しぶりに幼い頃育ったミラノを訪ねる。幼馴染みだったパウロに会いに来たのだが、パウロはゲイポルノ俳優兼監督となっていた。パウロはフランツに会えたことをとても喜ぶが、何かに困っているようだった。フランツが強引に聞き出すと、ゲイポルノ映画の撮影をしなければならないのだが、肝心の相手役が来ないという。しかもその映画はマフィアのドンの誕生日プレゼント用に依頼されたもので、出来なければパウロの命が危ない。フランツは大切なパウロを救うため、パウロの相手役として撮影に臨む…… 甘い言葉で相手を翻弄させるミステリアスなパウロと生真面目で健気で頑固なフランツ。ゲイポルノ監督兼俳優のイタリア男×軍人のドイツ男のBL小説です。 ヨーロッパにおける迷言集で、 イタリア人はドイツ人を尊敬しているけれど、好きじゃない ドイツ人はイタリア人が好きだけれど、尊敬していない という言葉にもあるような伊×独萌えで書いてみました。 Amazon kindleで個人配信中の電子書籍の試し読みです。 表紙イラストは、ろこ様(@roco_9519)です。 文字数 1,034 最終更新日 2023.2.26 登録日 2023.2.26 -
18短編 完結 なしお気に入り : 1 24h.ポイント : 0
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19長編 完結 R18お気に入り : 76 24h.ポイント : 0
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20短編 連載中 R18お気に入り : 2 24h.ポイント : 0
仕事を辞めて数ヶ月が経つ。いつもだったら、職場で迎えていたはずのクリスマスイブ。 今年は初めて家で過ごす。付き合っていた彼も居ない。久しぶりの一人っきりのクリスマ スイブの日。 昔好きだったシュトレンを買ってきた。早速、カットして食べてみると懐かしい味がして 心があったまる。 だが、一人で食べるにしては大きすぎた、このシュトレンを食べきるのは誰かとシェアす る必要がある、と思ったが親友関係が少ない俺には埒が明かない事に気づく。 「あー俺にも親友がたくさん居たら良かったのかな?」と言ってもSNSで#シュトレン一 緒に食べませんか?なんて呟いてもバカにされてもおしまいだろう。 「馬鹿馬鹿しい」気分転換に外に出ると、あっ、そう言えば最近近くにできたカフェでお 店の店主と親しくなったのを思い出した。でも、シュトレンとか好きなんだろうか? まあ良いか、寒空の中目的地を目指すことにした。 歩くこと数分、カフェcatについた。カランコロン ドアを開けると彼はいつも通り カウンターの中で本を読んでいた。「あっいらっしゃい、この間も来てくれた子じゃない か!嬉しいなもう、僕の虜になったんだね!」クルクルくせ毛と中性的なメガネ店主、 ベンジャミンだ。日本に興味があり、少しなら話せるらしい。今のところほぼドイツ語 で話しているが。 「いや、今日はただ、これを...。」後ろに隠していたシュトレンを見せる。すると、 「これはシュトレンじゃないか!僕 好きなんだよね。あっ、コーヒー入れるけど、ミルク入れ る?」 全く、この人といるとペースが乱れる。でも、不思議と悪い気分でもない。 「じゃあ、ミルク入りでお願いします。」「わかった、たっぷりめに入れとくね、」 コーヒーのいい香りが漂って来る。初めてここに来た時もこの香りに引き寄せられて来たんだっ たか、そんな思いをふけていると「はい、コーヒー、できたよ。ここに置いとくね。」 カップを置き側に座った。「今日は、クリスマスイブだけど君がシュトレンを持って来てくれた から、お店は閉めとこう。」 「えっ、いいんですか?そんな閉めなくてもっ」いきなり、細くて長い人差し指が唇の前に出て 来た。これ以上喋るなと言うような目で。 「それに、君と少しばかりお話もしてみたいしね、」と言うといつもどおり無邪気に微笑む。 窓の外はまだ雪が降り続いている。降り止む様子もない、俺はこのままベンジャミンと過ごす 事にした。 続く 文字数 2,158 最終更新日 2022.3.13 登録日 2021.11.22