Submitted Novels
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91長編 連載中 R18お気に入り : 2 24h.ポイント : 21
それは奇妙な卒業旅行だった。まだ寒い北国の3月。ワゴン車を運転するのは原田さん、助手席に秀子さん、そして後部座席には僕。前の2人は普通の若いカップルに見える。でも後ろの僕は冬なのにデニム短パン姿、麻縄で後ろ手にぐるぐる巻きに縛り上げられ、両脚も縛られて手ぬぐいの猿ぐつわをかまされていた。 僕が原田さんと出会ったのは大学に入学してすぐ、校門の近くの夜のスナックだった。オーバードクターの原田さんは塾講師をしながら映画を撮っていて、スナックの常連だった。下宿生活を始めたばかりの僕はお金がなく、原田さんにときどき奢ってもらうようになっていた。原田さんはいつか、僕を主人公にした映画を作りたいと言っていた。それで親切にしてくれるのかな、でも交友関係も広い人だし、ラッキーだったな。どんな映画を撮りたいかなど僕は気にも留めていなかった。 秀子さんはOLさんで、いつもショートパンツをはいていて屈託のない感じ。2人の出会いの馴れ初めは知らないけど、まあ普通に似合いのカップルだ。 原田さんは僕の思春期の思い出話を聞きたがった。僕はある夏の夜、2人の前で中学時代に受けたお尻叩きのお仕置きの話をした。僕は原田さんよりも秀子さんに聞いてほしい衝動に駆られていた。 「あなた、その先生に恋したんでしょ」 秀子さんは真顔で言った。 「違う。何だろう、もっと宗教的な感じ。僕は女の子が好きだよ。でも……」 妙にシリアスな沈黙が訪れた。 「なぜかうまくいかない。僕は変わってるって女の子によく言われる。男友達には言われないのに」 「女の子の方が勘がいいのよ。先生にお尻を叩かれて嬉しかったんでしょ? それをあたしに言いたかったんでしょ」 「やっぱり僕、変だよね」 「男の子が尊敬してる年配の男の先生に心を奪われる、いいじゃない。その先生が忘れられなくて、子供みたいな半ズボンはいてるのね」 僕はその夜もデニムの短い半ズボン姿だった。 文字数 793 最終更新日 2022.8.15 登録日 2022.8.15 -
92短編 完結 R18お気に入り : 115 24h.ポイント : 21
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93長編 連載中 なしお気に入り : 17 24h.ポイント : 21
超ドMな担当者が究極ドSな漫画家に思いっきり戒められ、貶された挙句、なかなか成就させてもらえないとゆうー BLです。苦手な方はご遠慮ください。すいません。 文字数 29,302 最終更新日 2023.1.7 登録日 2021.10.20 -
94短編 完結 R18お気に入り : 96 24h.ポイント : 21
鬼畜風味。みんなに慕われてる爽やかお兄さん先生をドロドロに汚して貶めたいよねという気持ちで書きました。 濁点喘ぎ初めて書いたけどどうでしょうか。 文字数 8,014 最終更新日 2020.11.11 登録日 2020.11.11 -
95短編 完結 R18お気に入り : 42 24h.ポイント : 21
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96長編 完結 R18お気に入り : 131 24h.ポイント : 21
SubだがDomを装っている、第二王子のフェルナン。宰相で、契約パートナーであるDomのヴィクトルに、密かに片思い中だ。ある時、兄・王太子が突然死去。本来王位はDomしか継げない決まりだが、フェルナンはDomのふりをしたまま王太子となる。そんなフェルナンに、何者かが次々と襲撃や罠を仕掛ける。全力で守ってくれるヴィクトルの本心も、気になるところで……!? ※本作品は、『腹黒宰相の契約コマンド』のタイトルで以前掲載していましたが、kindle化を経て再公開しています。内容は、以前こちらに掲載していたものと変更はありません。 ※表紙絵は一宮こう先生に有償依頼して描いていただきました(X:@koumama123)。なお、『書き下ろし番外編付き』とありますが、kindleで購入された方への配慮から、こちらでの公開は予定していません。 文字数 115,505 最終更新日 2023.6.13 登録日 2022.10.29 -
99短編 完結 R18お気に入り : 17 24h.ポイント : 21
堅物で融通の利かない先生に在学中に恋をしていた主人公(受)がひょんなことでその先生に再会してホテルに入ってえっちな気分になる薬を撒かれてえっちしてつきあうことになる話です。(IQ0.003) 教師×(元)生徒 ※年上攻めなのでご注意ください。 文字数 10,370 最終更新日 2023.1.14 登録日 2023.1.14 -
101長編 連載中 なしお気に入り : 0 24h.ポイント : 21
中学3年になると、新しい学年主任に松本先生が決まりました。ベテランの男の先生でした。校内でも信頼が厚かったので、受験を控えた大事な時期を松本先生が見ることになったようです。松本先生は理科を教えていました。恰幅のすごくいいどっしりした感じの先生でした。僕は当初、何も気に留めていませんでした。特に生徒に怖がられているわけでもなく、むしろ慕われているくらいで、特別厳しいという噂もありません。ただ生活指導には厳しく、本気で怒ると相当怖いとは誰かが言っていましたが。 初めての理科の授業も、何の波乱もなく終わりました。授業の最後に松本先生は言いました。 「次の授業では理科室で実験をする。必ず待ち針をひとり5本ずつ持ってこい。忘れるなよ」 僕はもともと忘れ物はしない方でした。ただだんだん中学の生活に慣れてきたせいか、だらけてきていたところはあったと思います。僕が忘れ物に気がついたのは二度目の理科の始業ベルが鳴った直後で、ほどなく松本先生が理科室に入ってきました。僕は、あ、いけないとは思いましたが、気楽に考えていました。どうせ忘れたのは大勢いるだろう。確かにその通りで、これでは実験ができないと、松本先生はとても不機嫌そうでした。忘れた生徒はその場に立つように言われ、先生は一人ずつえんま帳にメモしながら、生徒の席の間を歩いて回り始めました。そして僕の前に立った途端、松本先生は急に険しい表情になり、僕を怒鳴りつけました。 「なんだ、その態度は! 早くポケットから手を出せ!」 気が緩んでいたのか、それは僕の癖でもあったのですが、僕は何気なくズボンのポケットに両手を突っ込んでいたのでした。さらにまずいことに、僕は先生に怒鳴られてもポケットからすぐには手を出そうとしませんでした。忘れ物くらいでなぜこんなに怒られなきゃいけないんだろう。それは反抗心というのではなく、目の前の現実が他人事みたいな感じで、先生が何か言ったのも上の空で聞き過ごしてしまいました。すると松本先生はいよいよ怒ったように振り向いて、教卓の方に向かい歩き始めました。ますますまずい。先生はきっと僕がふてくされていると思ったに違いない。松本先生は何か思いついたように、教卓の上に載せてあった理科室の定規を手に取りました。それは実験のときに使う定規で、普通の定規よりずっと厚みがあり、幅も広いがっしりした木製の一メートル定規です。松本先生はその定規で軽く素振りをしてから、半ば独り言のようにつぶやいたのでした。「いまからこれでケツひっぱたくか……」。 文字数 1,051 最終更新日 2022.8.13 登録日 2022.8.13 -
102短編 連載中 R18お気に入り : 6 24h.ポイント : 21
無口な漫画家と編集者の話。 ◇あらすじ◇ 無口で気の弱い漫画家、鈴鹿杏里は同級生でもあり編集者をしている五十嵐飛雅に支えられ漫画家をしながら過去のトラウマに向き合い人と話せるようになる訓練をしていた。 毎日のように飛雅と一緒にいつか外に出て人と話せるよう努力していた杏里だったがー……… ◇キャラクター◇ 鈴鹿 杏里(すずか あんり)受 過去のトラウマから編集者以外との会話が出来なくなってしまった23歳。職業は漫画家でかなり流行っているという訳では無いが知名度はあり、じわじわと読者を獲得している。 「その………筆談でお願いします。」 (なんて言えばいいんだろう………傷付けないようにしなきゃ…………) 「ッごめんなさ………っぁ、えと、」 五十嵐 飛雅(いがらし ひゅうが)攻 杏里の漫画の編集者で毎日のように杏里の家に来ては杏里が外に出る為に手助けをしている24歳。 杏里とは学生の頃から仲が良く、高校進学を気に一度離れたが数年後また漫画家と編集者として再会する。 「鈴鹿先生、原稿はまだですか?」 「いいよ、ゆっくりで、………大丈夫だから」 「俺が先生のこと好きなので。」 陽キャ編集者×無口漫画家 不定期更新 更新は夜多め 文字数 22,043 最終更新日 2024.4.22 登録日 2024.2.28 -
103長編 完結 R18お気に入り : 217 24h.ポイント : 14
俺様ヤンキー先生✕健気生徒 横柄な態度と強い口調に、 入学当初は大嫌いだった橘 風助(たちばな ふうすけ)と とある事をきっかけに密接に関わる羽目になった白井由宇(しろい ゆう)。 橘の人間性を知っていくうちに、 由宇の心には橘の存在が深く入り込んでゆく──。 先生は正義のヒーローみたいだ。 どんなに顔が怖くても、笑顔が下手くそでも、 口が悪くても、ヘビースモーカーでも、 実は天邪鬼なだけだって分かってるよ。 「ふーすけ先生、ほんとは優しいんでしょ?」 「あ?お前マジでしつこい。あっち行け。」 ★表紙は眠(@huzyosi_1110)さん作です♡ ★他サイトからの転載です 文字数 389,973 最終更新日 2021.6.15 登録日 2021.3.7 -
104長編 連載中 なしお気に入り : 7 24h.ポイント : 14
進学校で働く真面目な教師、通称「甘ちゃん先生」こと甘野は、クラスにいる不良の東条夏樹(とうじょうなつき)にどうしても真面目な生徒になってもらうべく今日も奮闘するが...。 「ーーーほう...?俺の授業はヨダレを垂らして昼寝する程つまらないと、そういうわけか?」 「...んー、むにゃむにゃ、あと5分...」 「動物みたいに昼間から眠りこけやがって...。ここは教育を施す場だぞ。お前は学校に何しに来とるんだ」 「イケメンな王子様の熱烈なキスでもあれば起きるんじゃないっすかねぇ〜」 「東条、キサマ...。どうやらお前に必要なのは教育ではなく『調教』のようだな...」 はたして、甘野は東条に真面目な生徒になってもらうことが出来るのか...? ーーーーーーーーーーーーーーーーーー YouTubeにてボイスドラマ化します →https://youtube.com/channel/UCn9_IluA3OJJAe0G35C1HYw 甘野 先生: (CV.姫神くんTwitter:@Himegamikun_no) 東条 夏樹: (CV.まめ太:Twitter:@MametaOfVtuber) 文字数 7,221 最終更新日 2022.4.9 登録日 2022.4.5 -
105短編 完結 R18お気に入り : 52 24h.ポイント : 14
つむぎみか様の、ビッチアンソロに寄稿した作品です。 ビッチな音大生(主人公)が、体育指導クラブの先生を落とす為に頑張るお話です。 主人公は、ビッチだけど、それを隠して初心なセックスを楽しみたい。 攻めの体育の先生は、爽やかで優しい童貞。 主人公が、純情美人なフリをして、虎視眈々と攻めを狙い、手を出させるストーリー。ゆるふわ仕立て。 文字数 18,942 最終更新日 2023.9.17 登録日 2023.9.17 -
106長編 連載中 なしお気に入り : 1 24h.ポイント : 14
「お尻、大丈夫?」 休み時間、きれいなノートをとっていた子が微笑みながら言いました。僕のお仕置きの噂は、休み時間に他のクラスにも伝わり、みんなに知れ渡りました。姉は、何をやっているのと呆れていました。姉も松本先生の教え子でしたが、叱られた記憶はないと言います。教室では素振り用の卓球ラケット、理科室では一メートル定規がお仕置きの定番グッズになりました。 でもいちばん強烈な思い出は、理科室の隣の準備室での平手打ちです。実験中、先生の注意をろくに聞いていなかった僕は、薬品でカーテンを焦がすちょっとしたぼや騒ぎを起こしてしまったのです。放課後、理科室の隣の小部屋に僕は呼びつけられました。そして金縛りにあっているような僕を、力ずくで先生は自分の膝の上に乗せました。体操着の短パンのお尻を上にして。ピシャッ、ピシャッ……。 「先生、ごめんなさい」 さすがに今度ばかりは謝るしかないと思いました。先生は無言でお尻の平手打ちを続けました。だんだんお尻が熱くしびれていきます。松本先生は僕にとって、もうかけがえのない存在でした。最も身近で、最高に容赦がなくて、僕のことを誰よりも気にかけてくれている。その先生の目の前に僕のお尻が。痛いけど、もう僕はお仕置きに酔っていました。 「先生はカーテンが焦げて怒ってるんじゃない。お前の体に燃え移ってたかもしれないんだぞ」 その夜は床に就いても松本先生の言葉が甦り、僕は自分のお尻に両手を当ててつぶやきました。 「先生の手のひらの跡、お尻にまだついてるかな。紅葉みたいに」 6月の修学旅行のとき、僕は足をくじいてその場にうずくまりました。その時近づいてきたのが松本先生でした。体格のいい松本先生は、軽々と僕をおぶって笑いながら言いました。 「お前はほんとに軽いなあ。ちゃんと食わないとダメだぞ」 つい先日さんざん平手打ちされた松本先生の大きな手のひらが、僕のお尻を包み込んでくれている。厚くて、ゴツゴツして、これが大人の男の人の手のひらなんだな。子供はこうやって大人に守られているんだな。宿について、僕はあのお仕置きをされたときにはいていた紺の体操着の短パンにはきかえました。あの時の白衣を着た松本先生が夢の中に出てくる気がしました。 文字数 922 最終更新日 2022.8.14 登録日 2022.8.14 -
108短編 連載中 R18お気に入り : 39 24h.ポイント : 14
学園教師α✕御令息中等部生Ω 『せかいでいちばん じぶんがかわいいとおもっていた あのころ せかいでいちばん じぶんがかしこいとおもっていた せまいせかい でも せかいでいちばん幸せじゃなかったよ ……ねえ、せんせい』 深窓の御令息【平 松流Ω】は、オメガらしさ溢れる可愛らしい男体オメガ。まだ幼い躰で運命の番【丸山 朝陽α】と出会い、早すぎる初発情期を迎えてしまう。 しかし、松流には婚約者αが、学園教師の丸山には既に番Ωがいた。 平凡Ω・自立Ωの裏で、当て馬扱いされがちな桐の箱入り生粋Ω。松流は運命の果てに誰と結ばれるのか? 進学校生の優しい婚約者【山口 敬慈α】✕ 不良気取りの陽気な同級生【三浦 一五β】✕ 書生上がりの腹黒弁護士【矢野 功α】✕ レビュー感想・ブクマお気に入り・表紙絵ファンイラスト・誤字脱字指摘・高評価批判 等々、反響お待ちしております Twitter→ @aaostudy1 他サイトにも時間差投稿しています 表紙絵 : metta さま 文字数 44,547 最終更新日 2021.10.15 登録日 2021.8.27 -
109短編 完結 R15お気に入り : 4 24h.ポイント : 14
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110短編 完結 R18お気に入り : 17 24h.ポイント : 14
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111短編 完結 R18お気に入り : 28 24h.ポイント : 14
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112長編 連載中 R18お気に入り : 603 24h.ポイント : 14
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113短編 完結 R18お気に入り : 112 24h.ポイント : 14
皆に嫌われていると思い込み、最早父である国王にも忘れ去られてしまったと思っていたのに、突然隣国のスワニ帝国への婿入りが決まってしまった、第7王子のユノ。母が死ぬとメイドも寄り付かなくなり、廃墟のような有り様の離宮で途方に暮れていると、スワニ帝国から「教育係」と名乗るジャスという美丈夫がやってきて……。 穏やかなジャス先生と、困っているユノのゆったりした日常です。エロには※マークを出来ればいれます。 ◎こちらblのR18になります。 ◎アルファポリスさん初投稿です。宇宙のような広い心でお読みくださると助かります。 ◎ムーンさんにも投稿しています。 ◎全部で15話になります。今の所番外はありません。今日(9/30)から毎日投稿する予定です。 ◎三人称的書き方は初めてなので違和感あるところがあったらごめんなさい! 文字数 26,101 最終更新日 2023.10.28 登録日 2023.9.30 -
114短編 完結 R18お気に入り : 204 24h.ポイント : 14
俺自身も優等生として猫を被っている自覚はある。 でも、その教師は俺以上の猫被りのヤリチンのクズだった。 「君、性格悪いね」 「先生こそ」 素直になったらその先にはきっと──。 ※R18です。予告はありません。 ※クズと言っても主人公からしたらクズという程度です。 文字数 108,670 最終更新日 2022.1.23 登録日 2021.12.18 -
115短編 完結 R18お気に入り : 11 24h.ポイント : 14
天然な先生が公開チクニーでトロ顔母乳噴射して生徒が理性ブチ切れる話。 複数ショタ攻め× 天然先生両性具有総受け 【注意事項】 *おっぱい・女性器・母乳・搾乳・授乳・無自覚チクニー 文字数 947 最終更新日 2022.12.9 登録日 2022.12.9 -
117長編 連載中 なしお気に入り : 0 24h.ポイント : 14
少し落ち着いてくると、痛さへの現実的恐怖が芽生えてきました。僕は思い直したように今度はきっちりと両手を教卓の角につき直し、お尻を松本先生の方へまっすぐ突き出して踏ん張りました。先生に思い切りひっぱたかれても耐えられるように。そしてもう覚悟を決めたことを先生に伝えるように。定規の先が軽くお尻に触れました。このあたりをひっぱたくぞという先生の合図のようでした。こうなったら定規が変な場所に当たると危ないので、もうお尻の位置は動かせません。先生に狙ったところをきっちり叩かれるしかない。もうどうにでもなれ。まだ叩かれない。ほんとうに叩かれるのかな。バシーン!! ひっぱたかれた瞬間、体が前に倒されそうになりました。僕のお尻からはびっくりするほど大きな高い音がしました。これが僕のお尻の音なんだ。同時に焼け火箸でも当てられたような熱さと強い振動をお尻全体で感じました。次の瞬間、定規の当たった場所に鈍い痛みを感じ、痛みはお尻の芯にズシンと染みていくようでした。こんなに痛いんだ。定規は子供みたいに小さい僕のお尻の真ん中を測ったように長方形で捕らえ、思っていたよりもずっと広い面積をカバーしていました。僕はお尻の熱さが一瞬にして体中に伝わったかのように上気し、ショックで混乱していました。そして無意識のうちにひっぱたかれたままの格好でお尻の真ん中に右手のひらを当て、振り向いて松本先生の眼をのぞき込んでいました。 「痛ーい」と甘えるようにつぶやきながら。 「そうか、痛かったか。また忘れたら、これでケツひっぱたくからな」 「は、はい」 そう言ってしまった後、この言葉のやりとりと僕の態度が、二人のその後の立場を決定づけるような予感がしました。これでこの先生には、この先ずっと頭が上がらない。でも後悔はない。これがお仕置きなんだ。痛いけどなぜか気持ちがいい。お尻なら納得できるというか、松本先生にひっぱたかれてもしかたないと思う。それまでの照れや反抗的な気持ちはいつの間にか消えていて、僕はかなり冷静になっていました。憑きものが落ちたような気がしました。悪戯っ子がきついお仕置きをされてすっかり反省しているといった僕の態度は、松本先生にも予想以上の成果だったのでしょう。先生の様子には自信と満足感がありました。 お仕置きの間、自分はみんなの前で先生を独り占めにしていたんだ、誰よりも可愛がってもらっていたんだという恍惚感。「お尻、痛かったでしょ。あの先生、厳しくなったわね」「うん、お尻から火が出たかと思ったよ」。女の子にクスクス笑われても、僕には誇らしさと満足感がありました。 文字数 1,078 最終更新日 2022.8.13 登録日 2022.8.13 -
118長編 完結 R18お気に入り : 122 24h.ポイント : 14
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119短編 連載中 R18お気に入り : 158 24h.ポイント : 14
この世界は俺が昔読んでいたBL漫画の世界 主人公は5人の男の内、1人の男を選ぶか 逆ハーレムを築くか 友情エンドで終えるかのどれか そして俺はこの世界『時を止めて逢いに行く』、略してトキアイの住人であり 漫画の舞台となる学園、桜ノ歌学園の教師を務めている。俺はストーリーの主人公でも、攻略者でもなく、 ただの脇役。 なんなら漫画で一瞬でるだけの役。 そんな俺が攻略者に犯される…なんて嘘だよな? 「先生…中、出すぞ」 □ ♦︎ □ 世界観→現実、日本よりの魔法が使える世界 2022.9.13→執筆開始 文字数 21,998 最終更新日 2023.6.24 登録日 2022.9.25 -
120長編 連載中 R18お気に入り : 80 24h.ポイント : 14