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アルファポリスで投稿されているBL小説のランキングです。
- 1長編 連載中 R18お気に入り : 1 24h.ポイント : 689
- 2長編 連載中 R18お気に入り : 198 24h.ポイント : 85「何もできないΩどころか、ろくな嫁ぎ先も選べる魅力もない、Ωとしてもできそこないの無能め」 これは実の父に何度も言われてきた。母は僕が生まれてすぐ亡くなったため、子爵家の当主である父に逆らえる人はいないし、第二性別として才能溢れる所謂上位層のα(アルファ)と違い、発情期で周りを困らせるばかりか、中間層とも言われる所謂一般人のβ(ベータ)にも及ばない才能なしとして差別対象になりやすいΩ。 これが女の子だったなら寧ろ妊娠のしやすい理想の嫁として、後継ぎを望む貴族に歓迎されるだろう。でも男である僕はただαやβの女性と変わらない確率で、違いと言えば男でありながら妊娠できると言うだけでメリットはない。 とはいえ、僕に関しては女の子であってもだめだったかもしれない。何故なら僕の発情期は、僕自身ただ体が多少熱っぽくなるだけなのに、第二性別関係なく周りをフェロモンで狂わせるという普通ではないΩなのだから。そのおかげで周りとの関わりを遮断させるきっかけとなり、社交界からは逃げられ、老いを早めるデメリットのある抑制剤入らずで、長生きができそうではあるけれど。 まあ僕は結局のところ抑制剤の効かない体質らしいから、迷惑にしかならない無能Ωとしてより人との関わりを断たれて、父に暴言暴力を振るわれる毎日。もはや何のために生きてるのかすらわからない。 元々僕の父はろくでなしな人だ。気に入らないことがあれば、僕じゃなくても自分が目下と判断した人に限り、誰彼関係なく辛く当たるのだから。そんな親を持ち、自分に自信もないせいか、いつしか僕はこんな父ではない理想の父を思い描くことで日々の辛さを誤魔化していた。 そんな日に終わりを告げたのは僕が結婚可能な年になった16歳のこと。 「できそこないのお前にお似合いな、できそこないαとの婚約が決まったぞ。地位や権力だけはあるからな、初めてお前が役に立ちそうだ」 この日僕はようやくこの家を出ることができた。そして出会う。幼い頃から憧れた理想の父に。 それはぽっちゃりで目元に隈を作り疲れ切った顔をしたαで公爵家の僕の婚約者になった人。その人に第一印象とかそういうのではない心からこの人だと思う安心感のようなものを感じた僕は、ずっと夢見た存在が目の前にいると感激し、勢いよく放った最初の言葉は 「僕のパパになってください!」 その一言だった。 第12回BL大賞エントリー作品です。ぜひ応援ご感想お願いします。中傷誹謗はお控えください。文字数 22,956 最終更新日 2024.10.24 登録日 2024.10.12
- 3長編 連載中 R18お気に入り : 366 24h.ポイント : 63文字数 1,348,912 最終更新日 2024.8.2 登録日 2021.10.1
- 4短編 完結 R18お気に入り : 20 24h.ポイント : 42
- 5短編 完結 R18お気に入り : 43 24h.ポイント : 35文字数 3,650 最終更新日 2022.12.9 登録日 2022.11.25
- 7長編 完結 R18お気に入り : 57 24h.ポイント : 28文字数 338,654 最終更新日 2024.11.13 登録日 2024.7.28
- 8長編 完結 R18お気に入り : 527 24h.ポイント : 28文字数 382,038 最終更新日 2020.3.10 登録日 2019.10.17
- 9短編 連載中 R18お気に入り : 45 24h.ポイント : 21文字数 28,833 最終更新日 2025.2.8 登録日 2024.10.17
- 10長編 完結 R18お気に入り : 29 24h.ポイント : 14文字数 74,830 最終更新日 2024.12.6 登録日 2024.10.17
- 11長編 連載中 R18お気に入り : 104 24h.ポイント : 14文字数 31,728 最終更新日 2021.11.13 登録日 2021.10.1
- 12長編 連載中 R18お気に入り : 40 24h.ポイント : 14
- 20短編 完結 R18お気に入り : 167 24h.ポイント : 7文字数 8,136 最終更新日 2020.9.27 登録日 2020.9.21
- 22短編 完結 R18お気に入り : 181 24h.ポイント : 7文字数 91,284 最終更新日 2019.11.22 登録日 2019.10.9
- 24長編 完結 R18お気に入り : 251 24h.ポイント : 7