Submitted Novels
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91長編 完結 なしお気に入り : 29 24h.ポイント : 7
――俺のお仕えする殿下のお身体を診てあげてほしい。 治癒師のじいちゃんの弟子として暮らしていたリュカ。そのじいちゃんの患者だったオッサンから、仕事の依頼が来た。なんでも、オッサンの仕える相手は、皇太子殿下で。体が弱ってるのに、治療を嫌がってるらしい。……ガキかよ。 ――殿下と同い年のキミなら。キミにならきっと殿下もお心を開いてくれると思うんだ。 なんかさ。そう言われちゃったら、頑張るしかないじゃん? でも。 なんで、「治癒師、十三歳、男限定」なんだ??? 疑問に思いつつも、治癒師として初仕事に胸踊らせながら皇宮を訪れたリュカ。 「天女みたいだ……」 皇宮の庭園。そこにたたずむ一人の少年。少年の目はとんでもなく青くて透き通ってて、湖面のようで、夏の空のようで宝石のようで……。見惚れるリュカ。だけど。 「必要ない」 少年、ルーシュン皇子は、取り付く島もない、島影すら見えないほど冷たくリュカを突き放す。 ……なんだよ。こっちはせっかく、わざわざここまで来てやったのに! リュカの負けず魂に火がつく。 こうなったら、なにが何でも診てやらあっ! たとえそれが茨の道でも、危険な道でも、女装の道でも……って、え? 女装ぉぉぉっ!? なんでオレ、皇子の「閨事指南の姫」なんかにされてるわけっ!? 「いやなら、治療を降りてもいいんだぞ?」 居丈高にフフンと鼻を鳴らす皇子。 ええい、ままよ! こうなったら、意地だ! ヤケだ! 皇子の面倒、とことん診てやらあっ! 素直になれない皇子と、感情一直線治癒師の中華(っぽいかもしれない)物語。 文字数 84,144 最終更新日 2023.11.13 登録日 2023.10.15 -
92長編 連載中 なしお気に入り : 60 24h.ポイント : 7
僕、シーラン・マウリは小さな港街の領主の息子だ。領主の息子と言っても、姉夫婦が次代と決まっているから、そろそろ将来の事も真面目に考えないといけない。 海もこの海辺の街も大好きだから、このままここで父や姉夫婦を助けながら漁師をしたりして過ごしたいのだけど、若者がこんな田舎で一生を過ごしたいなんていうと遠慮していると思われてしまうくらい、ここは何もない辺鄙な街で。 15歳になる年、幼馴染で婚約者のレオリムと、学園都市へ留学しないといけないみたい……? え? 世界の危機? レオリムが何とかしないといけないの? なんで? 僕も!? やけに老成したおっとり少年シーラン(受)が、わんこ系幼馴染婚約者レオリム(攻)と、将来やりたい事探しに学園都市へ行くはずが……? 世界創生の秘密と、世界の危機に関わっているかもしれない? 魂は巡り、あの時別れた半身…魂の伴侶を探す世界。 魔法は魂の持つエネルギー。 身分制度はありますが、婚姻は、異性・同性の区別なく認められる世界のお話になります。 初めての一次創作BL小説投稿です。 魔法と、溺愛と、ハッピーエンドの物語の予定です。 シーランとレオリムは、基本、毎回イチャイチャします。 ーーーーー 第11回BL小説大賞、無事一か月毎日更新乗り切れました。 こんなに毎日小説書いたの初めてでした。 読んでくださった皆様のおかげです。ありがとうございます。 勢いで10月31日にエントリーをして、準備も何もなくスタートし、進めてきたので、まだまだ序盤で、あらすじやタグに触れられていない部分が多いのですが、引き続き更新していきたいと思います。(ペースは落ちますが) 良かったら、シーランとレオリムのいちゃいちゃにお付き合いください。 (話を進めるより、毎話イチャイチャを入れることに力をいれております) (2023.12.01) 文字数 128,389 最終更新日 2024.2.18 登録日 2023.10.31 -
93ショートショート 完結 なしお気に入り : 5 24h.ポイント : 0
神は堕天して初めて、初恋の味を知る。 それは己の身だけでなく魂にまで焼き付ける程に焦がし、周囲からも隠さねばならない秘密の味……。 文字数 1,704 最終更新日 2020.3.14 登録日 2020.3.14 -
94長編 連載中 R18お気に入り : 5 24h.ポイント : 0
月の国ミェスィーツの王宮付筆頭魔法師の落ちこぼれ見習い、アレシュ・ユルカは男に騙され、有り金を取られた挙句、肉体まで奪われる。『魂抜き』の棺に入れられた自分の体を取り戻そうと焦るアレシュ。 一方、王の跡継ぎを巡る陰謀に巻き込まれ、殺人と謀反の疑いをかけられた近衛騎士カミル・アンドリークは、自分の身を守り、ある密命を果たすために逃亡を余儀なくされる。 無骨でクソ真面目な童貞騎士殿(攻)と、黙っていれば美形なのにしゃべると残念で下半身がちょい緩い、おまけに自分の体に戻れない魔法師見習い(受)。2人は一緒に歴代王墓を目指すことになるのだが、「魂が消えないためには、あなたの力(というかアレ)が必要なんだ」というアレシュの嘘にカミルが気づくのはいつだろう? たぶん週に一回更新。目標は金曜日の夜。 文字数 30,490 最終更新日 2023.12.1 登録日 2023.10.13 -
97短編 完結 R18お気に入り : 52 24h.ポイント : 0
僕は幼馴染の優也と恋人同士だった。 しかし、未曾有の大災害が起こり、2人とも死んでしまう。 その後僕の魂は異世界転生をして、前世の記憶を失くし、魔道士として不自由のない生活を送っている。 しかしピンチのところを助けてくれたジークハルトとの出会いが、僕の運命を何もかも変えていき、僕はもっと幸せになっていく。 文字数 20,189 最終更新日 2024.1.1 登録日 2023.12.28 -
98長編 連載中 R18お気に入り : 10 24h.ポイント : 0
それはそれは大層『Ωらしい』二人の少年がおりました。 方や一人は酷く生意気で 方や一人は酷く愛される そんなふたりはある日思い立ちました。 入れ替わってお互いの生活を体験してみようではないか! 愚かな双子の兄弟は、その先に待ち受ける事など露知らず。 お互いの魂を交換していくのであった。 ※※※※※※※※※※※※※※※※ オメガバースを扱った作品になっております あるキャラは♡が多めです、苦手な方は申し訳ありません 文字数 23,540 最終更新日 2020.4.15 登録日 2020.4.15 -
99長編 完結 R15お気に入り : 16 24h.ポイント : 0
輪廻転生もの。愛する人を追い続ける魂の物語。ヤンデレ・闇堕ち。 碧眼の美少年・ユウリは、村の人柱にされそうになっていたところを、盗賊の少年・ナギに助けられる。 迫害された過去のせいで人生を諦めていたユウリだが、ナギとその仲間たちに出会い、自分の居場所を見つけていくことに。 そして、不器用ながらも率直な愛情を向けてくるナギに、徐々に心惹かれていく。 しかし、素朴な愛を交わし合う二人に、突如悲劇が訪れる。 かけがえのない人と過ごす時間を失ったユウリの孤独な魂は、生まれ変わってもナギの魂を探し求める。何度も、何度も……。 果たしてユウリが再びナギと結ばれる日は、やって来るのか―― ※軽いですが性描写あり。また、物語の性質上、登場人物が何度も死にます。苦手な人はお気をつけください。 ※「ムーンライトノベルズ」(小説家になろう系列)にも掲載。https://novel18.syosetu.com/n8104fj/ 文字数 60,557 最終更新日 2019.4.14 登録日 2019.3.22 -
101長編 完結 R15お気に入り : 11 24h.ポイント : 0
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102長編 連載中 なしお気に入り : 6 24h.ポイント : 0
この物語は、神の魂が高校生達に転生し、神の能力を操り世界一の神の王を目指す話である 文字数 7,543 最終更新日 2022.4.13 登録日 2022.4.3 -
103短編 完結 R18お気に入り : 7 24h.ポイント : 0
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104長編 連載中 なしお気に入り : 128 24h.ポイント : 0
現代日本のとある病院に、体が徐々に動かなくなる原因不明の謎の病にかかっている少年がおりました。 必死の闘病生活のかいなく少年の短い人生は幕をとじてしまいます。 魂だけの存在になった少年は、異世界の神様に衝撃の事実を知らされます。 何と少年はもともと、異世界の神様が治める異世界の出身で、ある事故で魂の半分が抜け出して日本で転生していたのです。 魂が半分だったので、体が動かせなくなっていたのです。 そして、前世?の体はまだ生きているのだそうで、異世界に戻っておいでと神様に言われて異世界に戻る事になったのです。 異世界に帰るとそこでは500年の時が流れていて、少年の元の体は墓標に安置されて、戦国時代を統一した英雄の正妃、理想の女性像と民たちに尊敬されている人物に祭り上げられておりました。 少年は、訴えます。 「いや、俺男だから」 「英雄の腹違いの弟だから」 気付いたら英雄王の正妃になっていた少年が、その事実に全力で目を背ける話です。 文字数 26,916 最終更新日 2017.6.23 登録日 2017.1.2 -
105長編 連載中 R15お気に入り : 6 24h.ポイント : 0
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106短編 完結 R18お気に入り : 37 24h.ポイント : 0
捨てる神あれば拾う神あり。神様の寿命録の書き違いで16才で死んだ魂は別世界の訳あり神様にこれ幸いと拾われ、今にも死にそうな子の中に入れられた。「この子が成長するためには女の子として育てよ」と告げられた託宣を信じた母親は乳母と共にその子、悠理を女の子として育てあげる。悠理はその甲斐あってか侯爵の至宝とまで言われるほどの美姫になっていた。が、自分は実は男と知った悠理は母親に隠れ、ユーリと名乗り冒険者として日頃のストレスを晴らしていた。そんなある日、ヘタれと噂のある東宮の妃候補となり、宮中へ上がることに。「はぁっ?無理!無理だから。ソッコー見限られて帰ってやる」と息巻いて乗り込んだ宮中は・・・ 文字数 51,837 最終更新日 2022.11.30 登録日 2022.10.10 -
107長編 完結 なしお気に入り : 13 24h.ポイント : 0
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109短編 完結 なしお気に入り : 11 24h.ポイント : 0
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110長編 完結 R18お気に入り : 14 24h.ポイント : 0
クマともタヌキともつかないぽんぽこりんな見た目のアンドロイド“はな六”は、囲碁のプロ棋士をしていた。だが長年の戦績不良etc.により、とうとうプロ棋士を辞めることを決意する。 プロ棋士を辞めアンドロイド棋院を退会するにあたり、クマともタヌキともつかないぽんぽこりんのボディと囲碁にまつわる記憶を棋院に返上することになったはな六。彼はVRショッピングモールで買い求めたボディに魂を移植し、第二の人生を歩むことになる。 ところがはな六が購入したボディは、美しい青年型のセクサロイドだった。 セクサロイドとは? なんだかよくわからないまま、はな六はセクサロイドの元の所有者である“サイトウ”のもとで居候生活を始めるのだが……。 ☆第8回BL小説にエントリーしました。 ※本作は昨年末から今年の4月にかけて投稿した同タイトルの作品を加筆修正したものです。ストーリーの大筋にはあまり変更はありません。 ※本作の初稿はムーンライトノベルズに、第2稿はfujyossyに投稿済みです。 ※アルファポリスにて投稿済みの本作初稿は、BLコンテストが終わるまで非公開にします。 文字数 232,767 最終更新日 2020.10.25 登録日 2020.10.7 -
112長編 連載中 なしお気に入り : 0 24h.ポイント : 0
ふー、ふー。 焦ったように息を吐く。 ああ、ここは何処だろう。俺は何だろう… 「おはようございます、○番目の子羊」 おはようございます、何て言ったか聞こえません メーデーメーデー 「ここは棺の中ですよ」 「あなたはもう死んだんです。未練がましくも魂残しているけれど、死んだんですよ?死んでるんです。」 えーあーえーあー。解りません わかりたくないなぁ 「わかってくれて嬉しいです。ではではおさらばしましょう。身体からおさらばしましょう。ね?」 ふー、ふー ふー、ふー… あ、ああそうか。 嘘だ嘘だ。 こいつは嘘つきだ。 死んでないじゃん、今死んだんじゃん 「そうでしたっけ?○番目」 名前で呼んでよ○番目 「あなたが呼んでよ○番目」 「「どうせならお前も一緒にどうだい」」 ここには何人存在したかな ◇◆◇◆◇ 以上がこの物語を書くことに決めた一番初めの文である。適当に書きましたすみません… 今まで適当にあちこち(つっても二ヶ所)で書いていた不思議なお話、というヤツにストーリー性と一貫性を加えたものなんです、これ。 元になったネタ(?)も載せていますので、気になる方は読んでください。すみません… ファンタジー風…なのかな、これ? 文字数 8,951 最終更新日 2019.9.4 登録日 2018.7.7 -
113ショートショート 完結 なしお気に入り : 24 24h.ポイント : 0
※皆様の地雷や不快感に対応しておりません ※少しでも不快に感じたらブラウザバックor戻るボタンで記憶ごと抹消しましょう 理解のゆっくりな平凡顔の子がお世話係で幼馴染の美形に恋をしながらも報われない不憫な話。 或いは、ブラコンの姉と拗らせまくった幼馴染からの好意に気付かずに、それでも一生懸命に生きようとする不憫な子の話。 着地点分からなくなったので一旦あげましたが、消して書き直すかもしれないし、続きを書くかもしれないし、そのまま放置するかもしれないし、そのまま消すかもしれない。 文字数 5,471 最終更新日 2022.9.28 登録日 2022.9.28 -
114短編 連載中 R15お気に入り : 3 24h.ポイント : 0
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115短編 連載中 R18お気に入り : 5 24h.ポイント : 0
※ショタ受けなので、苦手な方はご注意下さい。 オキツネサマという神様のような存在に見初められた少年達が、100数年後に亡くなり魂を迎えられて色々されちゃいます。 明るいギャグです。攻✕受+受です。 オキツネサマ…イチとジロが遊んでいたお社の神様。神様と呼ばれているが本当に神か不明。社の前で遊んでるショタっ子が忘れられなくて魂を待っていたら100年経っていた イチ…裕一郎ユウイチロウ105歳 妻はスエちゃん ジロ…総二郎ソウジロウ105歳 妻はミヨちゃん イチとジロは兄弟ではありません。 毎回きちんとお参りをしてから遊ぶ二人が忘れられなかったオキツネサマは老衰で亡くなった二人の魂を召喚して欲望を爆発させます。 ロリババアならぬショタジジイなので合法です。 イチとジロには奥さん子供孫がいますが、奥さんまだまだ長生き。新たな恋に生きています。 文字数 9,411 最終更新日 2023.12.23 登録日 2023.12.10 -
117短編 完結 R18お気に入り : 3 24h.ポイント : 0
拙作『はな六はプロ棋士を辞めてただのアンドロイドになります。』 https://www.alphapolis.co.jp/novel/213353935/860327608 の後日談です。 文字数 14,213 最終更新日 2020.7.1 登録日 2020.6.28 -
118長編 完結 R18お気に入り : 126 24h.ポイント : 0
八十五年前、魔族との大戦において、敵国より百年の呪いを受けた国。呪いによりこの国の男性は死後、魔物に変異することから、国民は葬儀前に魂の封印を義務付けられていた。 その儀式を執り行う、封印師リディア。封印師は儀式で口を縫い、魂を封印をし、それで報酬を得る。その不気味さと死に対する恐れから、リディアは街中の人から嫌われていた。 そんなリディアは、儀式の禁忌を破ってしまうほど強く惹かれた男性、ダグラスに再会する。 死んだはずの騎士、ダグラスにもう一度触れたいという願いから、リディアは自分のついた嘘の中で彼に溺愛されていくが…… 暴力シーンなど予告なく挟まりますので苦手な方は閲覧をお控えください。R18にはタイトルに※をつけています。 文字数 74,979 最終更新日 2021.5.7 登録日 2021.4.8 -
119長編 連載中 R15お気に入り : 6 24h.ポイント : 0
「………」 最後に見たものは俺の首を絞める恋人の顔だった……… 焦りと困惑………怒りを含めたその瞳に映る俺は……… 手を伸ばしていた……… 届くことのなかったその手は床に落ち……… 俺の意識は闇に落ちた……… 最後の最後……… 魂が肉体と切り離される直前に聞こえた声……… その声の主は……………… 〜人物紹介〜 デロイド・フェルイエン パラレルワールドに飛ばされた歳若き軍人 旧式の能力者で自らの死の直後を覚えていない 戦闘能力が高く守護力も高いが日常生活を送るには難がありすぎる 深いトラウマ持ちで1週間眠れない日もざらにある デイーザ・フェルイエン デロイドの実の父親 パラレルワールドに息子を探しにやってきたが何らかの障害で頻繁に再開しては殺し合いをすることになる 戦闘方法は多種多様で旧式の能力者 部隊の人間を撲殺した張本人でもある ザイド・ガルアーナ パラレルワールドで別の生き方をしたデロイドの義理の弟 血は繋がっていないが旧式の能力者 デロイドを「兄さん」と呼んでいた 童顔でかなり見た目若いがデロイドの1つ違い デイーザのことを「覚えている」 ガルガード、レオン、リク、レイド、ラグア、龍、キリヤ、ジンド 最初から「GAME」に参加してた人物達 デロイドのいた元の世界ではかなりの権力者だったり実力者 能力は持っているがデロイドと比較するとかなり弱い 戦闘能力もまちまちで最も弱いのがガルガード ラミ・ノイル パラレルワールドを行き来する旧式の能力者 戦闘経験豊富でたまに試合にも駆り出される デロイドとは戦友 デイーザとは傭兵時代からの仲で元いた世界のレオン達よりも付き合いが長い 夫が2人いる 文字数 9,478 最終更新日 2020.2.5 登録日 2020.2.1 -
120長編 連載中 R18お気に入り : 12 24h.ポイント : 0
運命の輪は回ってあなたに巡り会う――ジャズ音楽BL。端正なサックス奏者×謎めいた微笑の青年ピアニストの孤独な生と愛。 注目され始めた28歳の青年ジャズピアニスト・高澤文彦。優しい物憂げな姿の奥に、人に見せない暗い心を抱えている。 恵まれない環境、厳しい人生ーー顔を上げ、微笑に変え、今夜もピアノを弾く。ジャズ仲間の竜野、セイとともに。 フェスの夜に、新進気鋭のサックス奏者・萩尾淳史と出会い、運命は回っていく。 天才、根なし草、色売り、様々な噂と嫉妬の中を、文彦は軽い微笑で通り過ぎていた。 しかし、端正な顔と冷たい眼をした淳史の、思いがけない魂に触れて、文彦は黒い過去を思い出していく。 交わることのないはずだった音楽の扉が、封印された過去の扉をひらく。 見守るように傍らにいる、武藤領一朗。彼が文彦の隣にいる理由とは? 文彦が手離せないリングは、誰からのものなのか? 貧困、崩壊した親、それゆえに文彦がたどった人生をめぐる。 絡まってもつれていく運命。紐解いて、ほどいて、そして必ず出会う。 愛は静謐なようでいて狂おしく、それでもなお、美しい。 大人のセンシティブストーリー。 自分史上、最も格好良い物語にできればと思います。 文字数 236,042 最終更新日 2020.1.11 登録日 2019.10.24